先進諸国において少子・高齢化及び人口減少が進行中である。
我が国においても状況は全く同様、或いは先陣を切って走っており、それに伴って様々な社会的問題が発生している。
日本の、今現在の問題としては、所謂「団塊の世代」の高齢化に伴って問題が急速に顕在化しており、土木界においても状況は同じである。
社会資本整備に携わる土木界における問題は「社会資本ストックの増大とも合わせて、このような時代の社会資本整備は如何にあるべきか?」、
「生産力、特に熟練生産力の減少、技術の継承の不調、雇用の継続(必要性・方法とコスト負担)」の2つに大きく分類される。
本委員会は主として後者について、社会(社会資本整備の受益側を含む)及び組織・個人の全てが良好な結果を得られる方向に向けて、「成熟したシビルエンジニアの活性化」について調査研究を行うものである。