皆さま、はじめまして。
ウェルビーイング小委員会の事務局兼委員 大林組の幸良です。
タイトルにある通り、本日は仕事からしばらく離れたからこそ感じたウェルビーイングについて書きたいと思います。
なぜ仕事からしばらく離れたかと言いますと、原因がまだ特定されていないある珍しい病気にかかってしまい、1月末から5週間入院しました。3月頭には退院したのですが、主治医の指導のもと3月いっぱいは自宅療養となり、会社復帰したのは4月からで、計2ヶ月と少し会社を休みました。それで図らずも私のウェルビーイングに気づくことができました。
(決して仕事のストレスや人間関係が原因ではありません!念のため!いや、原因が不明だからこそ仕事のストレスが原因!?)
こんにちは!ウェルビーイング小委員会 事務局の森です。
土木業界のウェルビーイングを向上させるために議論している小委員会活動の一環として、アンケートを実施することにしました。土木の仕事をする方が、仕事に対してどんなことを大事にし、何を求めているのかを明らかにし、今後の提案の根拠にしたいと思っています。業種、職種、役職など属性を問わず、たくさんの方の声をお聞かせいただくことで、提案の力もより大きなものになります。
ぜひご協力をお願いします。拡散も大歓迎です!(回答者のお誕生月によってリンクを変えています)
2025年4月9日(水)放送
ゲスト:田中佑青さん、新田真麻さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
自分の学生時代を振り返ると、勉強はなんとかスレスレで単位が取れればいいと思っていました。土木に対する興味はあるものの、広い視野で自分と世の中の関わりを考えることはほとんどなかったと思います。
ところが、最近の学生さんたちは自主的に土木のサークルを作って活動するなど、授業以外の場でも土木に触れて、社会人と話す機会を作ったり他校の学生と交流したりする事例が結構あってオドロキです。ドボクのラジオにもこれまでたくさんの学生さんが出演してくれていて、毎回感心させられています。
今回のゲストの田中さんと新田さんとは、学生主催のBBQにお招きいただいたのが最初の出会いだったかも。それ以後、学生の就職支援イベントやまち歩きイベントでご一緒するようになりました。建設産業界の将来を真剣に考えている姿を見て、日本の未来は間違いなく明るいと思いました。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/04/10/b-367/
YouTube
https://youtu.be/8ZfJ6BMazdQ?si=mYUH1KaVf8K_oDoG
2025年4月2日(水)放送
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
加藤清正と言えば、藤堂高虎、黒田官兵衛とともに「三大築城名人」と呼ばれており、熊本城を築いたことでも有名です。
熊本城の特徴は、「武者返し」と呼ばれる強固な石垣に象徴される高い防衛力です。北、東、南側は高い石垣が築いてあり、敵の侵入を許しません。そして、城の西側には、幅10m以上の堀が敵の進入をはばんでいます。西南戦争では、西郷隆盛をもってしても落城させることはできなかったことで知られます。
2016年の熊本地震による大きな被害を受けた熊本城は、いまでも復旧工事が続いています。
話が脱線してしまいましたが、加藤清正は、地元熊本で「セイショコさん」と呼ばれて慕われています。その魅力はどんなところにあるのでしょうか。
加藤清正は人のこころをつかみ、その気にさせる才能に恵まれていたのでないでしょうか。熊本城築城をはじめ城下町づくりや治水・干拓・工事、産業振興、道路の整備などの業績を残せなかったでしょう。
もう一つ。それは、「先見の明」です。「いかに堅固な構造物も自然災害の前では脆い」という考え方から、100年先を見越した二重石垣を堤の内側につくっていたのです。
詳細は、ぜひ放送を聞いてください。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/04/03/b-363/
YouTube
https://youtu.be/l4XFf0KTOTU?si=YJRVYUDRWkTeOwqf
2025年3月26日(水)放送
ゲスト:規矩大義さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井ゆき
今回のゲスト、関東学院大学の規矩先生は「地盤防災工学」のスペシャリスト。規矩先生の元で学ぶ学生さん達の中には、東日本大震災などの経験から、防災に興味を持ち、大学で学んだ知識や経験を世の中に還元したいという志を持っている方もいらっしゃるようです。
「日本」と「防災」は切っても切れない関係。
ドボクのラジオの存在が少しでも土木業界の後輩たちの力になるといいなぁ。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/27/b-366/
YouTube
https://youtu.be/o_RSANakg18?si=C0Nuv7rVtkGgaN9B
2025年3月19日(水)放送
ゲスト:中村晋一郎さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
今回話題になった「利根川研修会」は、私が会社に入って間もない頃に参加していました。河川分野に配属された若手技術者は、上流・中流・下流の全てのコースに3年間かけて参加するようにと言われていたのです。当時は大型バス1台で3泊4日のツアーでした。毎晩夕食の時間に反省会が行われて、指名された人が1日目の最初から当日の最後までの訪問地を順におさらいするという儀式がありました。ですので、3日目に指名された人は3日分の行程を順に説明しなければならず、皆さん苦しみながら発表していたのを思い出します。
当時の私はまだ技術の経験が浅かったので、説明をされてもなかなか実感が湧きませんでした。河川に関するさまざまな業務を経験した今、利根川研修会を振り返ると、なんと贅沢で貴重すぎる経験だったのだろうと思います。訪問先それぞれで管理者が案内をしてくれて、資料もいただきました。治水、利水、環境の観点から流域のさまざまなエリアを眺めると、数多くの技術者たちが流域を治めるために苦労してきたことがストーリーとして浮かび上がってきます。観光を兼ねて利根川流域の各地を訪れてみてください。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/20/b-365/
YouTube
https://youtu.be/i8Fo55Nfds0?si=GqwnZkPt9gZp5FGW
2025年3月12日(水)放送
ゲスト:鎌田聖子さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
鎌田さんと事前に打ち合わせをしたときに、株式会社パスコは首里城の仕事に携わったと聞いていました。私はたまたま収録本番の前日に那覇に出張が入ったので、せっかくなので首里城公園を訪れ、さらにその南にある「金城町の石畳道」も見てきました。尚真王(しょうしんおう)の時代(1477~1526年)、1522年ごろに首里城と地方を結ぶ道として整備されたものです。500年前の道が今も使われていることに感銘を受けました。勾配が急で、下って上って息が切れ、冬なのにたっぷり汗をかきました。そして沖縄そばを食べ、会議をして翌日収録に間に合うように帰って来るという滞在20時間の弾丸出張でした。
鎌田さんによれば、文化財に関わる事業を行っている会社は多くないとのこと。人類の貴重な資産を残し、活用していく素晴らしい取り組みと思います。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/13/b-362/
YouTube
https://youtu.be/TEz7v0vKkYI?si=2BGC4iAt7I_H3J6_
2025年3月5日(水)放送
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井のぶ
「国を治める者は、水を治める」と言われますが、いきなり治水技術を駆使して水を治めることは並大抵のことではありません。
今回のクローズアップする人物、一人目は太田道灌です。
みなさん、太田道灌をご存じですか?あまり学校では習いませんよね。。。
室町時代終わりから戦国時代初めにかけて活躍した太田道灌の銅像は、関東とその周辺になんと12体もあります。代表的なのは、東京国際フォーラムのガラスホールの像ですが、その道灌が見つめる先にあったのが自ら築城した江戸城なのです。
もう一つ紹介すると、日暮里駅前にある、鷹狩り装束の太田道灌騎馬像の傍らで、山吹の花を手にした少女の銅像が佇んでいます。道灌が和歌の道に入っていくきっかけともなった山吹伝説をあらわしています。どんな活躍をしたのか実に興味深いですよね。
二人目は、すっかりお馴染みの武田信玄です。武田信玄と言えば「人は城、人は石垣、人は堀」というくらいですから、信玄さん、城はつくっていなかったのかなと思われがちですが、実は、中世城郭づくりの達人だったのです。今回の放送で中世城郭づくりの達人ぶりがたっぷり紹介されています。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/03/06/b-361/
YouTube
https://youtu.be/bIIT3mISwQE?si=qOXr_vQkYtBIi3uz
2025年2月26日(水)放送
ゲスト:ドボラジメンバー
ナビゲーター:JUMI
遂に「ドボクのラジオ」の放送回数が300回を数えることとなりました。番組を応援してくださっているリスナーの皆さま、収録にご協力いただいいているゲストの皆さまに感謝いたします。
放送前半ではドボラジメンバーにて行った、中央区限定の舟めぐりでの現場収録音声を放送しました。ドボラジメンバーは、ドボクの魅力を世の中に広げる案内人として、今回は舟から知ることのできるドボクの魅力や中央区を再発見しました。
後半では、これから取り上げたいテーマや、ドボラジの今後の展望などについて語り合いました。
今後も楽しいドボクを紹介できるように精進します。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/02/27/b-359/
YouTube
https://youtu.be/DLk0lhzrfEk?si=OWOGmorlFVCjyrxP
はじめまして。ウェルビーイング小委員会 事務局のモリマリこと森麻里子です。
事務局といいましても、ほんの1年前までウェルビーイングについて考えたことなどまったくないド素人でした(今も・・・?)。土木だけでなく、ウェルビーイングの分野のプロフェッショナルも含む委員のみなさんから日々学びつつ活動しています。答えのないこのテーマが難しすぎてくじけそうになることも時々ありますが、そんなときは事務局会議や小委員会にもお菓子を持ち込んでウェルビーイングな気分を盛り上げるのが定番です。
2025年2月19日(水)放送
ゲスト:山内裕之さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:おがえもん
今回は、清水建設の山内裕之さんに「石積み技術を次世代に遺そう!」をテーマにお話を伺いました。
石垣は文化財!文化財を守るためには、技術の継承をしなければいけないですね!修復保全には、在来工法を最大限考慮するとともに、元に戻すことができることや、石材の加工を原則行わないなどの対応をしなければいけません。現代の技術である3次元測量によって石垣の変形状況の把握や石材の位置の記録はできるようになりましたが、石工の技量が石垣の耐朽性に大きく影響を及ぼすとのことです。お話にもありましたが、文化財を守るためにも土木技術者だけでなく他分野の技術者および学識者等との交流を活発に行い、新たな気づき、見識を生むことは重要ですね!!色々な分野の最先端技術を活用しつつ、古き良きものを守らなければいけないですね!
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/02/20/b-358/
YouTube
https://youtu.be/_KgzdXw2A9A?si=4yiU2eOv6wx7VM0o
こんにちは。休日は電話もメールもほとんどなくてデスクワークがはかどるなぁ、と相変わらず自由でワーカホリックな最良動労を目指す編集長マツです♪ 前回のニッシンの投稿読まれましたか?マツは記事の中身よりもあの美味そうな海鮮丼飯テロの直撃により、しばらく非ウェルビーイング状態に追いやられておりました。しかし、セメントとマグロのまち大分県津久見名物のマグロ丼+マグロちゃんぽんで迎撃してウェルビーイング指数?爆上がり(ノ^^)ノ
もくれんのマグロ丼とマグロちゃんぽんこんにちは。ウェルビーイング小委員会メンバーの西口です。最近何かウェルビーイングな体験をしたかな?と思ってスマホの写真を見ていたら食べ物の写真ばかりでした。おいしい食事は幸福感を高めてくれますよね。
北海道で西口 幹人が食べた海鮮丼こんにちは。お商売されてる方は2月、8月は少しのんびりでしょうか。土木関係の皆さまは3月の年度末に向けてギアを一段あげてお仕事と向き合ってる方も少なくないのではないでしょうか。マツも期末試験の採点やら、コンサルタント業務の成果とりまとめやら、高校生向けのまち歩きガイドやら社会のお役にたっているのかいないのかわからない世界で多忙を極めております。まあ、忙しすぎるときは現実逃避が一番!ということで土木ウェルビーイングマガジン3本目を書き出してしまいました。
2025年2月12日(水)放送
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:蛎殻町の松
日頃私が感じている問題について、緒方さんが真正面から話してくださいました。
子どもの頃に「はたらく車」「大きなもの」に興味を持った人は多いはず。ところが学年が上がるにつれて関心事が受験にシフトしていき、昔興味を持っていたものと進学先が繋がらなくなってしまう。「土木の衰退は、市民生活の危機でもある」という緒方さんの言葉は本当だと思います。単に土木界の発展のために人材が必要だということではなく、市民生活を維持するためには土木界に優秀な人材を多数集める必要があります。進学先を決める前の子どものうちに、土木はカッコいいんだということがもっともっと伝わってほしい。そのために私たちはもっともっと伝わるように伝えないといけない。業界全体で大きな動きを起こしていきたいですね。
【放送回の音源や写真など】
番組HP
https://doboradi.jsce.or.jp/2025/02/13/b-357/
YouTube
https://youtu.be/JFbVOlEvjGs?si=Ck4LVqSprxipmkRY
2025年2月5日(水)放送
ゲスト:緒方英樹さん
ナビゲーター:JUMI
案内役:赤井かおり
歴史は得意ではないのですが、地理はすごく好きです。地名をみて、「なんでここはこういう地名なんだろう」と思いを馳せるのがとても面白く、どんな歴史的背景があったのだろうと考えることが好きです。
こんにちは。土日はデスクワークの日、そんな仕事人間はウェルビーイングを語る前に「働き方改革」をやるべきだ、というお叱りをいただきそうなfromDOBOKU編集長マツです。マツは「生き方改革」実践中♪
さて、前回はこの「ウェルビーイング」マガジンの初回投稿ということで厚生労働省研究会報告書に記載されているウェルビーイングという言葉の説明についてご紹介しました。今回は、この「ウェルビーイング」を理解しながら、「土木業界におけるウェルビーイング」を向上させるべく立ち上がった「土木学会 建設マネジメント委員会 土木業界におけるウェルビーイング調査研究小委員会」のメンバーをご紹介します。
こんにちは。土木学会WEB情報誌fromDOBOKU編集長のマツです。卒論、修論の〆切が過ぎて学生さんたちは少しほっとしているところではないでしょうか。あるいは修正にてんやわんやだったりして。
さて、みなさんは「ウェルビーイング」って言葉知ってますか。well(よい)とbeing(状態)をくっつけた言葉のようですが、具体的な定義が知りたくなりますよね。厚生労働省の「平成30年度雇用政策研究会報告書」では、「個人の権利や自己実現が保証され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること」と記載しています。これが定義!?