コンクリート委員会 255石炭ガス化スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計・施工研究小委員会サイトへようこそ!
石炭ガス化複合発電(Integrated coal gasification combined cycle, IGCC)から排出される石炭ガス化スラグの発生量は、至近に年間十数万トンに達し、将来的にはIGCCの普及拡大によって更なる増加も見込まれます。 石炭ガス化スラグをコンクリート用細骨材として使用することによって、天然の砂や岩石(砕砂原料)の採掘量が削減され、環境破壊を抑制することができます。また、地域によっては、骨材資源の安定供給によって土木建築工事やコンクリート二次製品等の費用削減など経済効果も期待されます。 石炭ガス化スラグ細骨材は、2020年10月にJIS A 5011「コンクリート用スラグ骨材」の第5部として品質規格が規定され、次なるステップとして、自治体・建設業界等のユーザーに利用方法などその標準を浸透させる方策が求められています。 本委員会では、石炭ガス化スラグ細骨材を用いたコンクリートの標準化に資する調査・研究を行うとともに、有効利用の拡大・定着に不可欠な土木学会の設計・施工指針を策定することを目的として活動をしています。
コンクリートライブラリー第163号 「石炭ガス化スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計・施工指針」が刊行されました。
石炭ガス化スラグ細骨材の利用を計画する 国,地方公共団体,民間事業者等の技術職員,研究者,学生にはぜひ必携頂き,
今後より一層求められるであろう再生資源利用への対応にご活用頂ければ幸いです。
(土木学会 刊行物案内のページ)
https://www.jsce.or.jp/publication/detail/detail.asp?id=3366
コンクリートライブラリー第163号 石炭ガス化スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計・施工指針に関する講習会を下記のとおり開催いたします。奮ってご参加ください。
◆ 日 時: 2023年7月10日(月)13:30~16:30(受付13:05~)
◆ 会 場: 土木学会講堂 / オンライン(ZOOM)
◆ 定 員: 会場参加70名 / オンライン視聴200名(申込先着順)
◆ 参加費: フォロー会員・正会員・法人会員7000円,非会員9000円,学生会員4000円,非会員学生6000円