石炭ガス化スラグ細骨材は,新たな発電技術である石炭ガス化複合発電(IGCC)から副生・製造されるコンクリート用スラグ細骨材であり,2020年10月にJIS A 5011-5(コンクリート用スラグ骨材-第5部:石炭ガス化スラグ骨材)にその品質と試験方法が規定されています。
この石炭ガス化スラグ細骨材について,土木学会コンクリート委員会では,電力関連事業者からの委託を受け,「石炭ガス化スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計・施工研究小委員会(委員長:岩城一郎 日本大学)」を組織して,設計・施工の標準化に向けた検討を進めてまいりました。このたび,その検討成果として「コンクリートライブラリー第163号 石炭ガス化スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計・施工指針」を出版することとなりました。本指針は,石炭ガス化スラグ細骨材をコンクリート構造物に利用する際に有効な技術情報も合わせて収録しています。
本指針の出版に合わせて,指針をテキストとした講習会を下記のとおり開催いたしますので,奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
記
◆ 主 催: 土木学会(担当:コンクリート委員会255委員会*)
* 石炭ガス化スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計・施工研究小委員会
◆ 日 時: 2023年7月10日(月)13:30~16:30(受付13:05~)
◆ 会 場: 土木学会講堂 / オンライン(ZOOM)
◆ 定 員: 会場参加70名 / オンライン視聴200名(申込先着順)
◆ 参加費: フェロー会員・正会員・法人会員7000円,非会員9000円,学生会員4000円,非会員学生6000円
(テキスト1冊と吉田博士記念基金**への寄付金500円を含む)
** 吉田博士記念基金は故吉田徳次郎博士のご業績を讃えて設立された基金で,吉田賞(コンクリートに関する優秀な業績,論文に授与される賞)や若手コンクリート研究者に対する吉田研究奨励賞等が授与されています.
◆ プログラム(予定):
時間 |
内容 |
登壇者 |
13:30~13:35 |
開会あいさつ |
岩城一郎(日本大学) |
13:35~13:50 |
1章 総則 |
斎藤豪(新潟大学) |
13:50~14:20 |
2章 石炭ガス化スラグ細骨材の品質 |
石田哲也(東京大学) 川端雄一郎(港湾空港技術研究所) |
14:20~14:40 |
3章 石炭ガス化スラグ細骨材コンクリートの品質・性能 |
千々和伸浩(東京工業大学) |
14:40~15:20 |
4章 石炭ガス化スラグ細骨材コンクリートを用いた構造物の設計 |
皆川浩(東北大学) |
(休憩) |
||
15:30~15:50 |
5章 石炭ガス化スラグ細骨材コンクリートの配合設計 |
橋本紳一郎(千葉工業大学) |
15:50~16:10 |
6章 石炭ガス化スラグ細骨材コンクリートの製造・施工 7章 品質管理 8章 検査 |
子田康弘(日本大学) |
16:10~16:25 |
付録 技術資料 |
松浦忠孝(東京電力HD) |
16:25~16:30 |
閉会あいさつ |
岩波光保(東京工業大学) |
* プログラムは変更になる場合があるので,最新情報はこのページでご確認下さい.
◆ 申込方法:
◆ 申込締切: コンビニ決済 2023年6月19日(月)17時
クレジットカード決済 2023年6月26日(月)17時
◆ その他
◆ CPD単位について
土木学会認定 CPD プログラム:2.7単位(JSCE23-0729)
◆ 各CPD システム利用者への対応について
◆ 問合せ先: (公社)土木学会 研究事業課 コンクリート委員会 担当事務局宛
Email: ssk★jsce.or.jp(★を@に変えてください)