従来の土木製図では図面が紙に書かれることを前提としていたため、土木製図基準では紙に描かれる線、記号、文字、数字や尺度、表現方法などに関してのみ規定している。すなわち、CADを使って土木製図を行う際のCADデータの作成方法に関しては拠り所がないため、今回「土木CAD製図基準(案)を制定するものである。
土木CAD製図基準(案)は、CAD図面に表現される情報を実用レベルで円滑かつ正確に関係者間で交換するための基本ルールを定める。
本基準の目的は、1つには土木製図基準を補完して情報化社会の要求に応えること、2つ目に各発注者が制定するCADに関する基準の基本となることである。
また、本基準は以下の用途で利用できる。
なお、このマニュアルは次の条件を満足するものとする。
※土木CAD製図基準(案),製図基準(案)の参考図についてはメニューの同タイトルをご参照ください。