来年、東日本大震災発災から10年の節目を迎えます。土木学会では、この10年の復興を総括し、その成果や教訓を、地域復興がこれから本格化する福島、さらに南海トラフや首都直下の事前復興に向けて接続し、今後の社会と土木技術者のあり方を問うことを目的とする、連続リレーシンポジウムを企画しています。
第一回「震災復興10年の成果と課題を俯瞰する〜今後の備えへの教訓」では、今後の災害復興・復旧、事前復興に資する知見を得るため、震災復興10年の成果と課題を抽出する専門的な議論を行います。2011年に土木学会総合調査団が報告書に提示した復興の三つの観点(生活、生業、安全)に基づいて今次復興を振り返り、人口減少期を迎えた日本の復興のありかたに資する教訓はなにか、俯瞰的に議論し総括します。
議論の成果は、9月の第二回リレーシンポジウム「東日本大震災と南海トラフ地震の接続点」に引き継ぎます。
(2020/7/6更新)視聴された皆さまから寄せられた、本シンポジウムを受けての「学び」「気づき」や「ご意見」は以下のリンクからご覧頂けます。
(2020/7/14更新)当日講演資料をPDFで追加しました。利用に当たりましては以下の点にご注意ください。
転載を希望する場合は、氏名所属・資料名・使用希望箇所等を明記の上、会員・企画課宛にメールフォームよりご連絡ください。折り返しご連絡いたします。
学術研究・技術者教育等の目的ではなく、明らかに営利目的に繋がる使用の場合、転載をお断りいたしております。
資料を引用する場合は、出所明示の上ご利用ください。
(2021/2/13更新)シンポジウム動画をアーカイブ公開いたしました。
1 主 催 :土木学会・同東北支部
後 援 :国土交通省東北地方整備局、(一社)東北地域づくり協会
2 開催日時:2020年7月4日(土)14:00〜17:00
3 参加方法:オンライン
4 プログラム構成
総合司会:風間基樹(東北大学大学院工学研究科土木工学専攻 教授)
14:00 開会挨拶 :家田仁(土木学会会長/政策研究大学院大学 教授、東京大学名誉教授)
14:10 話題提供1:西尾崇(国土交通省東北地方整備局 企画部長)
14:35 話題提供2:奥村誠(東北大学災害科学国際研究所 教授)
15:00 (休憩15分)
15:15 討論「3.11津波復興の教訓とは?〜生活、生業、安全の観点から」
論点の例示/各パネリスト資料
パネリスト :石川幹子(中央大学研究開発機構 教授、東京大学名誉教授)
姥浦道生(東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻 教授)
羽藤英二(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 教授)
平野勝也(東北大学災害科学国際研究所 准教授)
福士謙介(東京大学未来ビジョン研究センター 教授)
三宅 諭(岩手大学農学部食料生産環境学科 准教授)
ファシリテーター:中井 祐(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 教授)
閉会挨拶 :佐藤克英(土木学会東北支部長/国土交通省東北地方整備局長)
(*)「東日本大震災 地域基盤再建総合調査団(第二次総合調査団)中間とりまとめ(案)〜地域復興の基本的方向性と具体方策〜」土木学会・日本都市計画学会、2011年5月
JSCE20-0283:2.5単位