平成26年3月3日(月)15:00から発明会館会議室にて、「東日本大震災からの復興~震災3年シンポジウムを終えて~」として第38回報道記者懇談会が開催された。
土木学会では、東日本大震災に関連する課題解決に資する活動として、震災直後からこれまで3年間にわたり種々の取組みを継続している。平成25年度は、震災から3年の節目にあたり、当日は「東日本大震災から3年 ~東北復興、南海トラフ、そして福島~」が開催されていた。第38回の懇談会では、このシンポジウムでの議論に基づき、報道機関との意見交換を行ったものである。
懇談会の開催に先立ち、橋本会長から「震災3年シンポジウムを終えて」と題し、シンポジウムの趣旨や内容等、会長の考えが紹介された。続いて、福島の原発問題、南海トラフへの対応、津波に対する対応等に関する質問がなされ、それに対し土木学会のこれまでの対応や今後の取り組みについて説明がなされた。
さらに、津波に対するコンクリート耐力の評価方法の提言や、「福島第一原子力発電所 汚染水への対応に関する検討委員会」の設置等、土木学会の活動として特筆すべき活動についての紹介がなされ、今後も継続して「震災復興の加速化、巨大災害への備え、原子力発電所の汚染水対策等」に取り組んで行くことが示された。
話題提供者:
土木学会 会長 橋本鋼太郎
土木学会 東日本大震災シンポジウム実行委員会 委員長 二羽淳一郎(東工大)
土木学会 専務理事 大西博文
土木学会 社会コミュニケーション委員会 企画部会 部会長 大幢勝利(司会)