平成26年1月29日(水) 13:30から土木学会CD会議室にて、第37回報道記者懇談会が開催された。今回のテーマは、土木学会の国土強靭化への取組みについてである。
平成25年12月に国土強靱化基本法が成立したのを受け、土木学会では「強くしなやかな社会を実現するための防災・減災等に関する研究委員会(仮称)」(略称・強靱化検討委員会)を設立し、活動を開始した。
委員長には橋本鋼太郎会長が、副委員長には磯部雅彦次期会長(高知工科大学教授)が就任し、学会の特徴である産・官・学の連携を生かして、学術的・科学的根拠をもとに総合的知見から、大規模自然災害に対して、国民が安心して安全に生活できる国土の創出について検討を行う。
具体的には、自然災害に強い国土の理念、危機管理も含めた防災マネージメント、地域計画や地域防災計画・活動への支援や協力、学会として蓄積してきている研究成果を活用する方策について検討を行い、地域防災への具体的な取組み策やしなやかな国土の理念に対する提言を行う予定である。今後は、平成26年3月に中間素案、同年12月に最終提言を公表する予定である。
最後に、社会コミュニケーション委員会の中野委員より、平成26年2月24日18:30から土木学会講堂にて開催される、第2回 土木 a la mode 「黒部ダムVS 宮ヶ瀬ダム」~人を惹き付ける魅力はどこに?~(【第一部】それぞれのダムの紹介 吉津 洋一 (関西電力(株)北陸支社長)、竹村 公太郎 (NPO法人日本水フォーラム事務局長)、【第二部】高橋裕先生の解説とコメンテーターとの議論、【第三部】黒部vs宮ヶ瀬のすごいところ (質疑応答))が開催される旨、説明があった。
話題提供者:
土木学会 会長 橋本鋼太郎 (「強靭化検討委員会」委員長)
土木学会「強靭化検討委員会」 委員 恵谷舜吾(首都高技術センター)
土木学会「強靭化検討委員会」 幹事長 中村 光(名古屋大学)
土木学会 専務理事 大西博文
土木学会 社会コミュニケーション委員会 委員長 野崎秀則、幹事長 緒方英樹、企画部会長 大幢勝利(司会)、委員 中野朱美