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【報告】「タイと日本における橋梁の設計、維持管理、補強に関する合同セミナー」
投稿者：尾崎 宏喜 投稿日時：月, 2012-10-29 11:42
【報告】「タイと日本における橋梁の設計、維持管理、補強に関する合同セミナー」
主催：構造工学委員会、EIT（Engineering Institute of Thailand） 開催日：2012.8.23 開催場所：タイ バンコク
◆概要報告
2012年8月23日（木）9時よりタイのバンコク市内にあるEIT（Engineering Institute of Thailand）において，「タイと日本における橋梁の設計，維持管理，補強に関するEITと土木学会との合同セミナー」が開催された．
はじめに，EIT，Vice PresidentのKrai Tungsanga博士より開会のあいさつがあり，続いて埼玉大学睦好教授より，“Seismic Strengthening of Bridges”と題した講演が行われた．なお，日本人による講演は英語で行われ，通訳によりタイ語に要約された．会場は約170名の参加者を集め，終日活発な議論が行われた．
次いで，日本大学岩城教授より，“Evaluation on Properties of Concrete and Steel in PC Bridges Severely Damaged by Chloride Induced Deterioration”と題した講演が行われた．
昼食を挟み，NEXCO中日本㈱の酒井博士より，“Maintenance of Cable Stayed Bridges and Extradosed Bridges”と題した講演が行われ，引き続き同 萩原氏より，“Maintenance Policy of the Second Toumei Expressway”と題した講演が行われた．
続いて，タマサート大学Amorn Pimanmas博士より，“Current Design Practice for bridges and elevated structures in Thailand”と題した講演がタイ語で行われた．
最後に，首都高速道路㈱の和田氏より，“Maintenance and Operation of Metropolitan Expressway in Tokyo”と題した講演が行われ，17時に盛会裏にセミナーが終了した．
セミナー終了後，両国における橋梁の設計・施工・維持管理に関する率直な意見交換がなされ，将来にわたり当該分野の課題解決に向けて積極的に連携・協力していくことを約束した．
なお，本セミナーは公益信託土木学会学術交流基金による助成を受け実施されたものである．ここに記して謝意を表する．
（睦好宏史，岩城一郎）