どぼくのことば Vol.10(2010.1)
ちょっとした注意不足からおきる悲惨な交通事故.歩行者の安全を守る仕事も土木の仕事です。例えば、歩道、自転車道と車道の分離、歩行空間のバリアフリー化を進めています。歩道と車道の境界に自発光式縁石ブロックを設置して、夜間の歩行者の安全にも気を配っています。他にも、交通の流れがスムーズになるように、交差点の改良や交通信号の系統化を行っています。交差点をカラー舗装にしてドライバーに注意を促したり、明るくて見やすく音声装置のついた信号機を設置したりしています。未来にむけては、情報通信技術を駆使した死角のない道路づくりの方法や、カーナビや携帯電話をつかって事故を未然に防ぐための注意・警報をドライバーや歩行者に伝える技術も考えています。土木の仕事は、橋やトンネルなどの大きなプロジェクトを思い浮かべる人が多いかも知れません。「安全・安心に暮らせるための小さな工夫の積み重ねで交通事故ゼロに貢献する」これも土木の仕事です。