開催日:平成29年7月3日(月)
行事コード:27702 /略称:耐震セミナー基礎編
【趣旨】
土木学会地震工学委員会の地震防災技術普及小委員会では「阪神・淡路大震災の教訓」を活かして,わが国の耐震防災に関する技術水準を高めていくために,耐震の専門家だけでなく,第一線で活躍される設計実務者にも広く地震防災技術を普及することが急務であると考えております.その一環として,比較的経験の少ない技術者を対象に,耐震設計技術の体系的かつ本質的な理解を目指したセミナーを企画し,平成10年度より開催して多数の参加をいただいております.
平成19年度より従来の2日間のセミナーを前半と後半の1日ずつに分け,受講者の耐震設計技術の習熟度に応じ,より理解を深めていただく方式に変更しております.
(1)前半(基礎編)
・耐震設計の変遷,位置付けなどの概要の理解
・ものの揺れ方,動的解析,地盤震動などの耐震設計に関わる基本事項の理解
(2)後半(実践編)
・設計地震動,地盤~構造物の相互作用などの設計実務に関わる知識の理解
・地上,地上の代表的な土木構造物の耐震設計法の理解
講師は大学,コンサルタント,建設会社の第一線で活躍されている方々で,若手技術者の先輩に当たる陣容を予定しております.一方通行になりがちな「講習会」ではなく,若手技術者が基本的な知識をじっくり修得できる「セミナー」形式としました.
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震、さらに東海,東南海,南海地震などの巨大地震,また首都直下地震の切迫性も指摘され,これに対する対策検討も進められています.このような現状を踏まえ,地震災害の軽減にむけて,道路・鉄道・地下鉄・港湾施設などの土木構造物や上下水道,電力,ガスなどライフラインの設計に携わる技術者各位の積極的な参加を期待しております.ふるってご応募下さいますようご案内いたします.
記
1.主催-------------------- 土木学会(担当:地震工学委員会地震防災技術普及小委員会)
2.日時-------------------- 平成29年7月3日(月) (9:10~17:20) 受付開始時刻は8:30
3.場所-------------------- 土木会館講堂/東京都新宿区四谷一丁目無番地
4.内容および予定講師------ 耐震設計の基礎知識となる以下の項目
(1)耐震設計の体系および基準変遷 :木全宏之(高圧ガス保安協会)
(2)ものの揺れ方 :坂井公俊(鉄道総合技術研究所)
(3)土木構造物の耐震設計の基礎知識 :青地知也(開発工営社)
(4)地盤の動的性質と地盤震動 :福武毅芳(清水建設)
(5)地盤時の地盤応答と応答解析の基礎知識 :濱野雅裕(エイト日本技術開発)
なお,本セミナーの内容を発展させた実践編のプログラムは以下のとおりです.
(1)地震動の特性と設計地震動の評価,(2)地盤の液状化・側方流動の評価・設計法,(3)地中構造物の耐震設計法,(4)地上構造物の耐震設計法,(5)基礎の耐震設計法,(6)耐震診断・耐震補強
5.定員-------------------- 80名
6.参加費------------------ 正会員 8,000円 非会員 10,000円 学生会員 3,000円(テキスト代は含まない)
・参加費に宿泊,昼食代,交通費は含まれておりません.
7.申込方法---http://www.jsce.or.jp/event/active/information.aspまたは、学会誌綴じ込みの「本部行事参加申込書」に所定項目(特に行事コード番号)を明記の上,
研究事業課宛までFAXにてお申し込みください.申込書が到着後,10日前後にて折り返し「参加券」をお送りいたします.
8.申込締切日------------ 6月26日(月)(必着)
9.テキスト---------------- 「実務に役に立つ耐震設計入門」丸善、当日販売価格:2,900円(通常販売価格:3,400円+税))を会場にて別売
*申し込みに関してお願い*
1.申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.但し,定員に余裕がある場合は,行事当日に会場にて受付致します.
2.申込後,やむを得ずキャンセルをされる場合は,必ず開催日の5日前(土・日・祝祭日を含まず)までに研究事業課宛ご連絡ください.ご連絡がない場合は,参加費を徴収させて頂きますので予めご了承ください.
3.申込をされる前にご送金頂くことはトラブルの原因となりますので固くお断り致します.
10.問合先---------------- (公社)土木学会研究事業課 小川 祐司
TEL 03-3355-3559 E-mail:ogawa”●”jsce.or.jp (”●”を@に変更して下さい)