平成28年度セミナー「土木学会による実務者のための耐震設計入門:実践編」開催のご案内
開催日:10月24日(月)
行事コード:№27605/略称:耐震セミナー実践編
【趣旨】
土木学会地震工学委員会の地震防災技術普及小委員会では,「阪神・淡路大震災の教訓」を活かして,わが国の耐震防災に関する技術水準を高めていくために,耐震の専門家だけでなく,第一線で活躍される設計実務者にも広く地震防災技術を普及することが急務であると考えております.その一環として,耐震業務に携わる技術者を対象に,耐震設計技術の体系的かつ本質的な理解を目指したセミナーを企画し,平成10年度より開催して多数の参加をいただいております.
本年度も,受講者の耐震設計技術の習熟度に応じ,従来の2日間のセミナーを前半と後半の1日ずつに分け,より理解を深めていただく方式に変更しました.
(1)前半(基礎編):平成28年6月27日実施
・耐震設計の変遷,位置付けなどの概要の理解
・ものの揺れ方,動的解析,地盤震動などの耐震設計に関わる基本事項の理解
(2)後半(実践編):平成28年10月24日実施
・設計地震動,地盤~構造物の相互作用などの設計実務に関わる知識の理解
・地上,地下の代表的な土木構造物の耐震設計法の理解
講師は大学,コンサルタント,建設会社の第一線で活躍されている方々で,若手技術者の先輩に当たる陣容を予定しております.一方通行になりがちな「講習会」ではなく,若手技術者が基本的な知識をじっくり修得できる「セミナー」形式としました.
2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震、さらに東海,東南海,南海地震などの巨大地震,また首都直下地震の切迫性も指摘され,これに対する対策検討も進められています.このような現状を踏まえ,地震災害の軽減にむけて,道路・鉄道・地下鉄・港湾施設などの土木構造物や上下水道,電力,ガスなどライフラインの設計に携わる技術者各位の積極的な参加を期待しております.ふるってご応募下さいますようご案内いたします.
記
1.主催----------土木学会(担当:地震工学委員会地震防災技術普及小委員会)
2.日時----------10月24日(月) (9:00~17:30) 受付開始8:30より
3.場所----------土木会館講堂/東京都新宿区四谷一丁目無番地
4.内容および予定講師-------耐震設計の実践的な講義内容
(1)設計地震動 :池田隆明(長岡技術科学大学)
(2)地盤の液状化・側方流動の評価・解析法 :福武毅芳(清水建設)
(3)耐震実験の放映および解説 :中山 学(神戸学院大学)
(4)地中構造物の耐震設計法 :大竹省吾(オリエンタルコンサルタンツ)
(5)地上構造物の耐震設計法 :藤田亮一(エイト日本技術開発)
(6)基礎の耐震設計法 :石井晃(鹿島建設)
(7)耐震診断・耐震補強
①上部構造物・橋脚:岡野素之(前橋工科大学)、
②基礎・土構造・地中構造物:樋口俊一(大林組)
5.定員----------80名
6.参加費-------正会員 8,000円 非会員 10,000円 学生会員 3,000円
7.申込方法----学会HPの「本部主催行事の参加申込」http://www.jsce.or.jp/event/active/information.aspから、
または学会誌綴じ込みの「本部行事参加申込書」に所定項目(特に行事コード番号)を明記の上,研究事業課宛までFAXにてお申し込みください。
申込書が到着後,10日前後にて折り返し「参加券」をお送りいたします.
8.申込締切日--10月17日(月)(必着)
9.テキスト-------「続・実務に役に立つ耐震設計入門(実践編)」丸善、当日販売価格:3,300円(通常販売価格:3,900円+税))を会場にて別売
既にお持ちの方はご持参ください。
*申し込みに関してお願い
1.申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.
但し,定員に余裕がある場合のみ,行事当日に会場にて受付け致します.
2.申込後,やむを得ずキャンセルをされる場合は,必ず開催日の1週間前までに研究事業課宛ご連絡ください.
ご連絡がない場合は,参加費を徴収させて頂きますので予めご了承ください.
3.申込をされる前にご送金頂くことはトラブルの原因となりますので固くお断り致します.
4.テキストのみのご希望の場合は,行事終了後に事務局までお問合せ下さい.
10.問合先-----(公社)土木学会研究事業課 小川 祐司
TEL 03-3355-3559 E-mail:ogawa”●”jsce.or.jp (”●”を@に変更して下さい)