国際センター 土木技術者の国際化実践小委員会 第2回海外調査団
「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団(最終日)
土木技術者の国際化実践小委員会「橋梁・構造WG」(WGリーダー:高森敦也)では、
昨年の第1回海外調査団(イスタンブール)に続き、
今年は4月8日(月)~4月14日(日)の期間、英国(エジンバラ、マンチェスター)に標記調査団を企画、派遣しています。
4日目となる4月12日(金)は、調査団メンバーから2つの講演がありました。
何故かこのお2人の時だけ、プレゼンファイルに不具合が発生し、講演順序を入れ替えるといったアクシデントもありましたが、臨機応変に対応し、見事にミッションコンプリ―トしました。
とくに海外での英語でのプレゼンでは、講演前の血の気が引いた顔が、講演後に血の気を取り戻して活き活きと変わる様子が微笑ましいです。
・Takahiro Hirano:Weldability and post-welding fatigue strength of older railway bridges
・Syunta Sakurai:Experimental Study of Compressive Strength of CFRP Reinforced Steel Columns
また、晩には、昨日Keynote講演をされた春日昭夫様(三井住友建設)と、昨年の第1回海外調査団にも参加されて今回も現地合流した木内愛理様(本州四国連絡高速道路)と一緒に会食し、普段はじっくりと聞けないこともご教授いただき、大変有意義な時間を持つことが出来ました。
本日で、今回の海外調査の主要なイベントは終了です。明日はロンドンへ移動し、明後日にそれぞれ空路で帰国します。
わずか4日間の活動でしたが、そのための事前準備も含めて、参加メンバー全員が新鮮かつ濃密な体験をしたことで、
将来の技術者としての成長の大きな糧となったと感じます。
当小委員会としても、今後の取組の参考になりました。
以前から基礎調査を進めてきた、Net Zeroを踏まえた橋梁設計を試行します。
まずは、先行しているコンクリート橋のNetZero設計をキャッチアップし、続いて、鋼橋への適用も開始します。
1年後には、それらを束ねて、Net Zeroを踏まえた橋梁設計の事例を例示する予定です。
我々は国際センターの組織ですので、スピード重視。
学会内や外部と横連携しつつ、内容は概略で良いと考えています。
その後の詳細は、調査研究部門に引き継げればと期待しています。
本活動報告をご覧になり、関心を持たれた方は、
当小委員会に参加して、将来に向けた自己研鑽の機会としていただきたくお願いします。
また、次世代を担う技術者の育成の一環として賛同いただける方には、
学生、部下、後輩をご推薦いただきたくお願いします。
【調査団メンバー】
・高森敦也(長大、土木技術者の国際化実践小委員会委員)
・村野文哉(IHIインフラシステム、土木技術者の国際化実践小委員会委員)
・加藤健太郎(横河ブリッジホールディングス)
・平野雄大(東日本旅客鉄道)
・山根茂春(JFEエンジニヤリング)
・小沼恵太郎(パシフィックコンサルタンツ、土木技術者の国際化実践小委員会委員長)
【現地合流メンバー】
・櫻井俊太(日鉄ケミカル&マテリアル)
・木内愛理(本州四国連絡高速道路)
【第2回海外調査団:「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/9
【土木技術者の国際化実践小委員会】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/
【委員随時募集中】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/7
〔文責:小沼恵太郎(土木技術者の国際化実践小委員会 委員長)〕
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「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団(3日目)
土木技術者の国際化実践小委員会「橋梁・構造WG」(WGリーダー:高森敦也)では、
昨年の第1回海外調査団(イスタンブール)に続き、
今年は4月8日(月)~4月14日(日)の期間、英国(エジンバラ、マンチェスター)に標記調査団を企画、派遣しています。
3日目となる4月11日(木)は、調査団メンバーからの講演がありました。
・Kentaro Kato:Ultimate Shear Strength of Welded Stainless and Carbon Steel Girders
また、春日昭夫様(三井住友建設)のKeynote講演もあり、興味深く拝聴しました。
春日様は、当小委員会が第110代土木学会会長(上田多門先生)特別プロジェクトの一環として設立する前の準備段階からご支援いただいている、当小委員会の恩人でもあります。
・Akio Kasuga:Low carbon technologies to be challenged in the supply chain of concrete structures
さらにランチタイムでは、山口隆司先生(大阪公立大学)とご一緒し、今回の会議の感想や、これから日本の土木技術者がすべきことについて会話がはずみました。
【調査団メンバー】
・高森敦也(長大、土木技術者の国際化実践小委員会委員)
・村野文哉(IHIインフラシステム、土木技術者の国際化実践小委員会委員)
・加藤健太郎(横河ブリッジホールディングス)
・平野雄大(東日本旅客鉄道)
・山根茂春(JFEエンジニヤリング)
・小沼恵太郎(パシフィックコンサルタンツ、土木技術者の国際化実践小委員会委員長)
【現地合流メンバー】
・櫻井俊太(日鉄ケミカル&マテリアル)
【第2回海外調査団:「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/9
【土木技術者の国際化実践小委員会ウェブサイト】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/
【委員随時募集中】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/7
〔文責:小沼恵太郎(土木技術者の国際化実践小委員会 委員長)〕
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「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団(2日目)
土木技術者の国際化実践小委員会「橋梁・構造WG」(WGリーダー:高森敦也)では、昨年の第1回海外調査団(イスタンブール)に続き、
今年は4月8日(月)~4月14日(日)の期間、英国(エジンバラ、マンチェスター)に標記調査団を企画、派遣しています。
2日目となる4月10日(水)は、英国中西部シュロップシャー州Shrewsburyの東に位置する「The Iron Bridge」の現地視察を行いました。
この日も朝から強い雨風の荒れた天気でしたが、昼過ぎには雨が上がり、無事に現地視察終えました。
また、付近の「Coalbrookdale Museum of Iron」(https://www.ironbridge.org.uk/visit/coalbrookdale-museum-of-iron/)も見学し、
同橋が架けられた背景として、産業革命発祥の歴史を学ぶことが出来ました。
【調査団メンバー】
・高森敦也(長大、土木技術者の国際化実践小委員会委員)
・村野文哉(IHIインフラシステム、土木技術者の国際化実践小委員会委員)
・加藤健太郎(横河ブリッジホールディングス)
・平野雄大(東日本旅客鉄道)
・山根茂春(JFEエンジニヤリング)
・小沼恵太郎(パシフィックコンサルタンツ、土木技術者の国際化実践小委員会委員長)
【第2回海外調査団:「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/9
【土木技術者の国際化実践小委員会ウェブサイト】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/
【委員随時募集中】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/7
〔文責:小沼恵太郎(土木技術者の国際化実践小委員会 委員長)〕
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「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団(第1日目)
土木技術者の国際化実践小委員会「橋梁・構造WG」(WGリーダー:高森敦也)では、昨年の第1回海外調査団(イスタンブール)に続き、
今年は4月8日(月)~4月14日(日)の期間、英国(エジンバラ、マンチェスター)に標記調査団を企画、派遣しています。
第1日目となる4月9日(火)は、スコットランド首都Edinburghの西に位置するQueensferryにて、
「Forth Road Bridge」(吊橋)と「The Queensferry Crossing」(斜張橋)を管理するBEAR Scotland社(https://www.bearscot.com/)の技術者3名と、
長大橋の維持管理、とくにStructural health monitoring (SHM)に関する意見交換と、これら2橋の現地視察を行いました。
朝からの強い雨風は次第に弱まり、心配していた現地視察も無事に終えました。
また、これら2橋のすぐ側に架かる「Forth Bridge」も様々な視点から観察することができ、大変良い体験となりました。
【調査団メンバー】
・高森敦也(長大、土木技術者の国際化実践小委員会委員)
・村野文哉(IHIインフラシステム、土木技術者の国際化実践小委員会委員)
・加藤健太郎(横河ブリッジホールディングス)
・平野雄大(東日本旅客鉄道)
・山根茂春(JFEエンジニヤリング)
・小沼恵太郎(パシフィックコンサルタンツ、土木技術者の国際化実践小委員会委員長)
【第2回海外調査団:「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/9
【土木技術者の国際化実践小委員会ウェブサイト】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/
【委員随時募集中】
・https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/7
〔文責:小沼恵太郎(土木技術者の国際化実践小委員会 委員長)〕
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「IABSE(国際構造工学会)2024 マンチェスター大会」及び「Forth橋梁群」調査団
1. 実施の背景と目的
2022年度会長プロジェクト「土木グローバル化総合委員会」の下で活動してきた「土木技術者の国際化実践小委員会」では、現状における課題整理や提言に留まらず、実際にグローバルに活躍できる土木技術者を育成することを目的に、国内外の関係者や関連業界との交流や海外調査等の実践的な活動を進めてきました。この活動を継続・発展させより多くのグローバル人材の育成を支援することを目的に、今年度から国際センターに場を移し、同小委員会の活動を継続しています。この小委員会内の橋梁・構造WGでは、橋梁をはじめとしたインフラ構造物全般を対象とし維持管理やカーボンニュートラルといった様々な視点から国際動向及び国内の現状を調査し、日本企業及び技術者の海外進出の活発化を目指し活動をしています。
同WGの活動の一環として、本調査団を計画致しました。調査団の主な活動は、まず、建設業界の国際的な動向の理解や最新技術の把握を目的とした「IABSE2024マンチェスター大会への参加及び聴講」。さらに、世界最大規模の長大橋の維持管理技術及び海外企業の業務体制等を理解することを目的とした,「Forth橋梁群の視察及び現地維持管理企業とのディスカッション」の2つです。
本調査団では、以上のような活動を通して、日本各企業や技術者が現在有する技術が国際舞台でどのように活用できるか、また、どのような技術を身に着けることで国際競争力を高めることができるのかといった知見を得ることを目的としております。
詳細は下記または募集案内をダウンロードし、内容をご覧ください。
2. 概要
(1) 日程
2024年4月8日(月)~4月14日(日) ※イギリス現地集合・現地解散
(2) 行程表
日付 行動予定 備考 4月8日(月) 移動:日本→LHR→EDI 航空機 4月9日(火) 視察:Forth橋梁群※LHD:イギリスロンドンヒースロー国際空港,EDI:イギリスエディンバラ国際空港
(3) 視察先
① Forth橋梁群
Forth橋梁群の内、道路橋であるForth道路橋,Queensferry Crossingの2橋を管理する現地企業BEAR Scotland社案内のもと下記の行程で視察を実施する予定。
◆Queensferry Crossing
・開 通:2017年
・橋梁形式:3主塔連続斜張橋(最大支間650m)
・備 考:開通当時は世界最長の3主塔連続斜張橋
◆Forth道路橋(Forth Road Bridge)
・開 通:1964年
・橋梁形式:吊橋(最大支間1,000m)
・備 考:開通当時は世界最長の支間長(現在は世界47位)。
【 参考 】
・Forth橋梁群Webサイト:https://www.theforthbridges.org/
・BEAR Scotland社Webサイト:https://www.bearscot.com/
② IABSE2024 ※詳しくは大会Webサイトへ
・IABSE Symposium Manchester 2024
・期間:2024年4月10日~12日
・THEMES & TOPICS
Designing and building for net zero(ネットゼロを見据えた設計と建設手法)
Regeneration, rehabilitation and adaptation of existing structures(既存構造物の更新,補修,最適化)
Designing for longevity, resilience and extreme events(長寿命化,復旧能力,異常気象に配慮した設計)
Reducing waste - productivity, efficiency and resource economy(廃棄物削減-生産性,効率化,資源経済)
Smart Structures - designing responsive, adaptive & progressive solutions(スマートストラクチャ-応答設計,適応性,革新的な解決策)
The essential value of competence, professionalism and ethics(能力,専門技術,技術者倫理の本質的な価値)
【 参考 】IABSE2024 Webサイト:https://iabse.org/Manchester2024
(4) WG としての取り組み
WGメンバー以外の参加者の方にも事前及び事後活動となる①及び③にご参加頂きたいです(任意)。
① 事前調査:出発前(3月中旬)および帰国後
Forth橋梁群視察では維持管理を実施する現地企業と橋梁の維持管理に関するディスカッションを実施する予定です。これに備え、各自文献調査等を実施しこの結果を持ち寄り、ディスカッションの議題をWG内で議論致します(3月中旬~下旬)。現在のところ、Queensferry Crossingで供用されているSHM(Structural Health Monitoring)をメインにする予定です。調査団後には、ディスカッションより得た知見を基に、国内の有識者とのヒアリングを実施し日本で活用されるSHMとの違いや今後の展望について知見を深める予定です。
② 現地企業とのディスカッション:調査団中
Forth橋梁群の視察では、道路橋2橋の維持管理を実施する現地企業BEAR Scotland社からのプレゼン及び同社とのディスカッションを予定しています。主なトピックとしては長大橋をはじめとする橋梁の維持管理技術を予定しています。技術面以外でも海外の企業と直接交流できる貴重な機会なので、業務体制や働き方の観点からも知見を深めていきたいと思っております。
③ 報告会:帰国後
参加メンバーによる海外視察報告会の開催を予定しております。本視察の内容・結果・考察・今回企画を踏まえての今後への申し送り事項・各自の今後の取り組み等を共有する予定です。
3. 参加費用(想定)
本調査団での参加で生じる大まかな費用は下記の5つです。このうち②~④は調査団として一括で手配可能です。これ以外の①航空券及び⑤IABSE参加費は個人での手配となります。
※一括手配可能な費用でも、ホテルのみ個人手配等の対応は可能です。
※ホテル及び鉄道の費用はあくまで募集開始現在で予約可能な便及びホテルの値段であり、申込期間によっては他の便やホテルを予約することとなり値段が変動する可能性があります。ご了承ください。
4. 募集概要
・参加者人数;最大10 名程度を予定。
・募集期間:~2024 年3 月18 日 (月)まで
・募集HP:https://committees.jsce.or.jp/kokusai14/node/9
・申込先、問い合わせ窓口:土木学会国際化センター
「土木技術者の国際化実践小委員会」長大橋WG 現地視察企画担当
高森 敦也(WG リーダー):takamori-ats@chodai.co.jp
村野 文哉(WG 現地視察費用担当):murano6815@ihi-g.com
5. その他注意事項
・現地活動中の食事(ホテルは朝食のみ付きます)は各自負担となります。
・現地活動中の通信費も各自負担となります。
・イギリス入国にあたり、日本国籍でない方は各自でビザ申請をお願いいたします。日本国籍の方は不要です。
・参加費用に海外旅行保険は含まれておりません。必要な方は、各自にて海外旅行保険への加入をお願いいたします。
・現場視察の際は、動きやすく汚れても良い服装、滑りづらい靴(スニーカー等)をご準備ください。
新着・お知らせ 添付サイズ 240304_IABSE2024調査団_募集案内+.pdf129.37 KB