■ 委員会設立の趣旨
2022年~2024年の3年間にわたり「鋼構造物における先端的非破壊検査・評価技術に関する調査研究小委員会」の活動がなされ,非破壊検査に関する課題や展望について以下の事項が提示された.
・非破壊検査と維持管理のDXとの連携,検査データの規格化と共有化
・非破壊検査に関するNDE4.0等の国際的な動向および国内への適用
・地方や中小自治体の点検・検査の効率化,新技術の実務への適用
これらの課題については,引き続き調査,研究を進める必要がある.
一方で,非破壊検査に関する講習会や討論会には毎回多くの参加があるが,鋼構造委員会の出版物として非破壊検査に関して体系的にまとまった書物はない.このことから,鋼構造物の製造から維持管理までの検査技術を網羅し,実務に活用できる実践的な図書を編纂・出版することは有益であると考える.
以上を踏まえ,前小委員会の活動をさらに発展させ,図書の出版を見据えた調査研究を行うために本小委員会を設立する.
[図書のイメージ]
・対象技術:放射線(RT),超音波(UT),磁粉(MT),浸透(PT),目視(VT),電磁気(ET),応力・ひずみ測定(SSM),AE・音響(AET),赤外線(IRT)
・内容構成:鋼構造物の製造から維持管理までのユースケースを想定し,各工程の非破壊検査について,実務者の視点で有用な内容とする.ユースケースは,製鋼・鋼材,製造・溶接,点検・調査,分析・解析,とする.
・関連技術: NDE4.0,維持管理とDX,デジタルツイン等の関連技術や高度利用を含む.
■ 活動内容
本小委員会は,全体委員会および以下に示すWG(ワーキンググループ)活動を行います.
[WG]
・WG1:NDE4.0,規格化,国際的な動向等の調査研究
・WG2:非破壊検査全般の最新技術の調査研究
・WG3:維持管理DX,他分野との連携,実態把握等の調査研究
※WGの活動内容は変わる場合があります.またWG間の連携を図ります.