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構造物の長寿命化技術に関する検討小委員会

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「鋼構造物の長寿命化技術」に関する講習会

投稿者:尾﨑 史治 投稿日時:水, 2016-03-09 13:26
行事コード: 25603 / 略称:長寿命化技術」
土木会館講堂に於いて2016年6月22日(水)9:00~(8:30受付開始)  
 
鋼構造委員会構造物の長寿命化技術に関する検討小委員会では,鋼構造物を対象とした構造物の現状を定量的に把握する点検・診断技術,損傷の進行度を工学的に予測する手法,予測した最適な対策時期に行う補修・補強対策を含む長寿命化対策等の設計法や施工技術,留意点などに関して国内外の資料や事例を分析,提言することを目的に,産官学の委員構成で議論,検討を重ねてきました.
本委員会の成果としては,今まで明確となっていなかった既存構造物の長寿命化とは何かを示し,国内で行われてきた目視による点検方法に関して課題を抽出,効果的な点検・診断実施に大きく寄与したことがあげられます.これは,委員会を進める過程において本委員会の委員を中心に行ったもので,国内で初めて既存の点検方法,点検結果に焦点をあて,実際に行われた点検結果を基に同一橋梁を再点検することによって点検の精度を検証し,公表したことです.専門技術者による点検精度確認結果は,大きな反響を生み,その結果,点検方法の改善,点検・診断の法制度化,点検・診断技術者の民間資格認定等につながっています.これは,学会としての公平・公正な立場による課題の抽出,定量的な分析,望ましい技術提供に向けた提言が実ったものと言えます.
本委員会では、長寿命化に関して「点検・調査・モニタリング」、「劣化予測・診断」、「長寿命化技術」の3つの視点から検討を進めました。今回示す当委員会の成果報告は,これまで曖昧であった「長寿命化」について供用期間中に生じる変状を予測し,期待する機能や性能を想定する期間において保有できるように対策する技術であると定義し,その詳細を示す内容となっています. 
「点検・調査・モニタリング」においては,先に述べた国内の流れを変えた点検精度の検証結果に基づき,効果的な点検,調査,モニタリング技術について概説しています.「劣化予測・診断」では,鋼構造物の代表的な変状である腐食と疲労き裂について,既往の知見を整理するとともに基本的な考え方を整理しています.「長寿命化技術」については,新たな考え方としてリスクマネジメント手法を導入,「回避」,「軽減」,「転嫁」,「受容」に分類し,コスト,改善効果,効果の持続性などを考慮した工法選定や具体的な事例も示しています.さらに,本講習会では,先に示した委員会成果を発展させた種々な具体的な事例について各方面の専門家から紹介していただき,現状の課題と将来に向けた展望についても示す内容となっています.
社会基盤施設の急速な高齢化と安全性確保が喫緊の課題となっている現状において,既存の鋼構造物が保有している性能を定量的に評価し,その性能を向上させる多種多様な技術開発を行い,効率的・効果的な長寿命化対策が望ましい形で行われることを望むとともに,本委員会の成果が,鋼構造物に携わる技術者だけでなく,社会基盤施設に関係する多くの技術者に少しでも役立ち,本成果を活用いただければこの上ない喜びと思っております.
ここに示す本委員会の成果及び講習会のプログラムを参考にされ,多くの方々がご参加いただけるようお願い申し上げます.

 

1.主催 土木学会(鋼構造委員会 鋼構造委員会構造物の長寿命化技術に関する検討小委員会)
2.期日       2016年6月22日(水)9:00~17:00(受付開始 8:30から)
3.会場       土木学会 2階 講堂(東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内)
4.定員       100名
5.参加費     正会員8,000円,非会員10,000円,学生1,000円(テキスト代を含む)
6.プログラム
 
         9:00 ~   9:10 開会のあいさつ
       髙木 千太郎 (構造物の長寿命化技術に関する検討小委員会委員長)
   
   【第1部】 鋼構造物の長寿命化に関する調査,診断,劣化予測,長寿命化対策の基本
 
      ① 9:10 ~ 9:40 鋼構造物の点検・調査技術
         中澤 治郎(パシフィックコンサルタンツ㈱)
        ② 9:40 ~ 10:20 道路橋の再点検と点検精度
         玉田 和也(舞鶴工業高等専門学校)
        ③ 10:20 ~ 10:50 鋼構造物の診断技術
     宮内 秀敏(中日本高速道路㈱)
        ④ 10:50 ~ 11:30 鋼構造物の劣化予測技術
          全 邦釘(愛媛大学)
        ⑤ 11:30 ~ 12:00 鋼構造物の対策技術
          重松 勝司(神奈川県)
 
    ----  12:00 ~ 13:00 休憩  ----
 
  【第2部】 構造物に関する種々な長寿命化技術の現状と課題
 
         ⑥ 13:00 ~ 13:30 3D計測技術を用いた橋梁調査
             西村 正三((株)計測リサーチコンサルタント)
         ⑦ 13:30 ~ 14:00 ICT技術による点検のビジュアル化
             小西 拓洋(東京都市大学)
         ⑧ 14:00 ~ 14:40 東京ゲートブリッジで行われているモニタリングと課題
              鈴木 誠(国土交通省)
 
     ----  14:40 ~ 15:10 休憩  ----
 
         ⑨ 15:10 ~ 15:40 橋梁設計における長寿命化対策
              鈴木 泰之((一社)建設コンサルタンツ協会)
         ⑩ 15:40 ~ 16:20 本四連絡橋の長寿命化対策
              森山 彰 (本州四国連絡高速道路㈱)
         ⑪ 16:20 ~ 17:00 阪神高速道路の長寿命化に向けて
 
~大規模更新・修繕への挑戦~
                                  田畑 晶子(阪神高速道路㈱)
 
      司会 山口  恒太(構造物の長寿命化技術に関する検討小委員会)
 
※当日の講演内容,時間,講演者,講演順序等につきましては,都合により変更の場合がありますのでご了承下さい.
 
7.申込方法
学会誌綴込みもしくは土木学会ホームページ内(http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部参加申込書」に所定の事項(特に行事コード番号)を明記のうえ,研究事業課行事担当宛にFAX(03-3355-5278)でお申し込み下さい.申込書到着後,開催1週間前までに「参加券」をお送りいたします.
土木学会個人会員の方は土木学会ホームページ
(http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp)から申し込みが出来ます.
 
※申込みに関してのお願い
(1)申込締切日前に定員に達している場合がございますのであらかじめご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.ただし,定員に余裕がある場合のみ,行事当日に会場で受付いたします.
 
(2)お申込み後,やむを得ずキャンセルされる場合は,必ず開催日の1週間前までに下記「申込問合先」にご連絡ください.ご連絡がない場合は,参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください.
 
(3)申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りいたします.
 
8.申込期限   2016年6月8日(水)
9.問合先     (公社)土木学会鋼構造委員会(事務局担当:尾崎)
               〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内 TEL 03-3355-3559
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