災害・事故小委員会は、年々激化する自然災害における人命救助や復旧工事の作業に対応するための技術の開発と普及の促進を目的としています。
自然災害や工事に伴う事故が発生した際には,人命救助や緊急復旧作業を行わなければならないが,作業中の二次災害が懸念されることが多いため,現場に人が立ち入ることなく作業を行うことのできる無人化施工技術がすでに実用的に活用されています。
一般に,無人化施工技術を導入する場合,現場の地形や位置,環境条件,作業内容などにより導入の可否,導入の手順や時間,導入すべき技術や設備が異なるため,これらの関係を理解し,災害発生後にスムーズな導入を実現することのできる体制を整える必要があります。災害・事故復旧小委員会では,災害時や事故対応時における建設ロボットの導入事例を分析し,災害・事故発生時の建設ロボット導入の手引きやガイドラインの作成を目指して,調査活動を行っています。