「深田研講座」は,地球科学研究に従事する若手研究者および,地質・地盤調査や環境調査,測量調査などの実務に従事する技術者に,地球科学に関する基礎的・応用的知識および実務に関する最新知見・情報・技術を伝え,専門知識・技術力の研鑽の機会となることを目的に,これまで開催されていた「深田研ジオフォーラム」を発展的に改組し,多くの方に遠方からも受講していただけるよう,オンライン形式を取り入れ,2023年度に開講しました.
主 催:公益財団法人深田地質研究所
日 時:2024年5月23日(木)13:00~16:15
開催形式:オンライン配信(Zoomウェビナー)
対 象:地球科学研究に従事する若手研究者および,地質・地盤調査や環境調査,測量調査などの実務に従事する技術者
参加費:無料
定 員:300名
講 師:八木浩司 氏(深田地質研究所 客員研究員)
テーマ:ヒマラヤにおける斜面災害の背景とその凄まじさを理解する
講座概要
ヒマラヤと言えば雪氷に輝く高起伏山岳地域をほとんどの方がイメージされることかと思います.しかし,ヒマラヤやその周辺の山岳地域の斜面は2.5億人以上が住む生業活動の場となっています.この講座では,一コマ目にヒマラヤの地理的位置や地形的特徴そして地質的背景,さらにそれらを基層環境としてそこで営まれている人々の暮らしぶりも含めて紹介します.二コマ目では,過去の巨大な山体崩壊に伴う天然ダムの形成,近年発生した巨大な地すべり災害,地震に伴う山体・氷河の崩壊あるいは原因不明の岩盤・氷河崩壊が引き起こした圧縮波が森林をなぎ倒したこと,崩落した岩盤が土石流となって50 km以上を流下したことなど,日本では想像できないような規模とすさまじさの災害が発生していることを紹介します.時間が許せば,ヒマラヤ斜面で起こっている災害が,アジアの下流域にまでおよぶ環境問題とも関わっていることにも触れたいと思います.
プログラム:
13:00-14:30 (1) ヒマラヤの地理・地形・地質
14:30-14:45 (休憩)
14:45-16:15 (2) ヒマラヤの斜面災害
CPD(継続研鑽)単位:
深田研講座は技術士CPD(継続研鑽)履修実績として申請できます(3単位).
申込方法:
ご参加には事前登録が必要です.こちらのフォームで必要事項を入力し,送信してください.登録完了後,直ちに確認メールが自動送信されます.cloud@conference-er.comから届くメールを受信できる設定にしておいてください.オンライン視聴のためのURLなど,詳細情報については,開催の2日前までにメールでお知らせします.
申込フォーム:
下記よりお申し込みをお願いします.
https://cloud.conference-er.com/event/c0441593641
申込期間:
2024年4月17日(水)〜5月17日(金)17時締切 ※募集人数に達し次第,締め切ります.
問い合わせ先:
公益財団法人深田地質研究所 e-mail: fgi_event”at”fgi.or.jp(”at”を@にかえて下さい)
※問い合わせは,メールのみでの対応とさせていただきます.