設計変更ガイドラインと技術者倫理に関するセミナー
行事コード:802101 略称:倫理セミナー2021
1.土木学会の関連活動とセミナーの着眼点
(1)土木学会の関連活動
「倫理・社会規範委員会(委員長:谷口博昭、土木学会会長)」では、これまで、「土木学会倫理綱領、行動規範」の策定、各種事例に基づく倫理教材の編纂及びセミナーの開催をとおして、広く技術者倫理の浸透を図る活動を展開している。また、「建設マネジメント委員会(委員長:堀田昌英、東京大学教授)」では、入札・契約、現場に係る諸課題に対応して、研究発表会、建設ケースメッソド等のシンポジウム等を通して活発に検討を進めている。
(2)セミナーの着眼点
土木事業の実施に当たっては、当初の契約図書と一致しない場合には、契約書の関連条項に基づき設計図書に明示した事項を変更し、併せて金額変更が変更になるケースがあり、これに対応するために、国土交通省地方整備局等発注者は、「設計変更ガイドライン」を定め運用している。しかしながら、このようなガイドラインを有していない地方公共団体等もあり、また会計法、地方自治法等に基づく入札契約制度に片務性が存在するため、発注者-受注者間で設計変更に関する解釈・認識の相違がしばしば顕在化している。このため、技術者倫理の観点から検討すべき事例が散見され、関係者の関心が高い。
そこで、本セミナーでは、発注者・受注者双方を対象として、土木工事に関連する契約及び設計変更(コンサル業務を含む)に関して各種事例に基づき、留意すべき事項を技術者倫理の視点も交え講師陣から解説するとともに、課題を討議する。
2.セミナーの概要
〇主催:土木学会(担当:倫理・社会規範委員会)、共催:建設マネジメント委員会
〇日時:2022年2月15日(火) 13:30~17:00
〇開催方法:
(1) 土木学会講堂(〒160-0004東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内)での対面方式
(2) Zoom webinarによるオンラインライブ配信方式
(新型コロナウイルス感染症の動向に鑑みて、【オンライン方式のみ】に変更いたしました。)
〇定員:上記(1)は30名、(2)は950名【当初より増員しました】。申込先着順。
〇参加費:無料
〇申込締切日:2月9日(水)
〇申込方法:以下のサイトからお申込みください。
http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
〇オンライン参加の視聴用URLはメールでお送りいたします。前日までに、お申込の際にご登録いただいたメールアドレス宛に連絡いたします。
○申込後にキャンセルされる場合は、下記事務局あてに必ずお知らせください。
○事務局連絡先: office@jsce.or.jp 土木学会総務課・岩西、松沼 (tel. 03-3355-3442)
〇次第(予定): 全体進行:塚田幸広(土木学会専務理事)
・13:30-13:40 委員長挨拶:谷口博昭(土木学会会長、(一財)建設業技術者センター)
・13:40-14:20 講演1:草柳俊二(高知工科大学名誉教授、東京都市大学客員教授)「建設契約と土木技術者倫理-個人の倫理、組織の倫理、産業の倫理-」
・14:20-15:00 講演2:木下誠也(日本大学教授)「契約変更におけるわが国特有の問題(仮)」
・15:00-15:40 講演3:森戸義貴(国土交通省大臣官房技術調査課長)「国土交通省直轄土木工事における最近の取組(仮)」
・15:40-15:55 休憩
・15:55-16:35 パネルディスカッション 進行:堀田昌英(建設マネジメント委員会委員長、東京大学)、パネラーは講演登壇者
・16:35-16:50 質疑応答
・16:50-17:00 閉会挨拶:田中茂義(土木学会副会長、当委員会副委員長、大成建設)
3.CPDについて
〇本セミナーはCPD認定プログラムです。(JSCE22-0003、3.0単位)
〇各CPDシステム利用者への対応について
・土木学会CPDシステム利用者の方々は、ご自身によるCPDシステムへの「自己登録」をお願いいたします。
・建設系CPD協議会加盟他団体CPDシステム利用者の方々は、各団体のルールに沿って、申請をお願いいたします。申請の提出方法等は提出先団体に事前にご確認ください。なお、土木学会で証明する単位が各団体のルールにより認められないことがあります。また、土木学会では他団体の運営するCPD制度に関しては回答いたしかねます。
・対面方式でご参加の建設系CPD協議会加盟他団体CPDシステム利用者の方々で受講証明書が必要な方は、参加者ご自身で申請先団体指定の受講証明書を予めご用意いただき、当日ご持参いただければ、受付にて受講印を押印いたします。