土木学会インフラメンテナンス総合委員会新技術適用推進小委員会・国際展開部会では、道路、橋梁、周辺地盤などの社会基盤構造物の維持管理に関する技術や制度の国際展開に取り組んでいます。その活動のひとつとして、2019年度から「インフラマネジメント技術国際展開研究助成」、2020年度から「新技術の地域実装に向けた研究活動助成」を開始し、日本で開発された技術や制度を国内外に適用する取り組みを支援しています。
今回は、2022年度研究助成により行われた研究活動の成果報告および2023年度研究助成により現在行われている研究活動の中間報告を公開報告会として執り行います。日本の優れた技術を海外へ展開するための研究・活動の最新の動向が発表されます。海外での実践的な研究活動に興味がある研究者・実務者の皆様、奮ってご参加ください。
中間・成果報告会(司会:岩間慧大)
13:00 ~ 13:05 開会挨拶(西川貴文)
13:05 ~ 14:14 中間報告(座長:木下幸治)
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氏名 |
所属 |
発表課題 |
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水谷 大二郎 |
東北大学 |
統計学と AI を融合した劣化予測手法と予測モデルの転用可能性評価 |
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浅本 晋吾 |
埼玉大学 |
日仏における DEF 発生要件の解明と DEF 膨張した構造物の数値解析による構 造性能評価 |
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橋本 国太郎 |
神戸大学 |
熱帯気候における鋼材およびFRP材料の防食性能評価とその仕様策定 |
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渡邊 学歩 |
山口大学 |
衛星デジタルデータを活用した橋梁デジタル・メンテナンスシステムの海外展開に関する実証研究 |
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Michael Henry |
芝浦工業大学 |
道路橋の合理的な補修優先順位づけに向けた⽅法論的アプローチの評価と適⽤ |
14:15 ~ 14:30 休憩
14:30 ~ 15:50 成果報告(座長:松本浩嗣)
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氏名 |
所属 (括弧内は採択当時) |
発表課題 |
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小澤 満津雄 |
群馬大学 |
簡易型リング高速加熱試験を用いた建設材料の爆裂評価と火害後の耐久性評価手法の海外展開 |
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川崎 昭如 |
東京大学 |
貧困を削減する治水対策の立案支援とアジアモンスーン地域での展開 |
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河邊 大剛 |
京都大学 |
気候の違いが日本発常時洗堀モニタリングにもたらす影響検討と社会実装への取り組み |
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藤生 慎 |
金沢大学 |
東ティモール民主共和国の「子どもから大人」までのすべての人を幸せにする |
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木下 幸治 |
福岡大学 (岐阜大学) |
ザンビア国を対象としたインフラスマート点検・診断・補修技術の実装 |
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西川 貴文 |
長崎大学 |
モジュラー型仮設橋の耐荷特性と崩壊形態にもとづく長期供用のための維持管理手法の検討 |
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長井 宏平 |
北海道大学 (東京大学) |
タブレット端末等による道路橋梁点検システムのデータ形式標準化に関する研究 |
15:50 ~ 16:00 閉会挨拶