「原子力施設に関する地盤安定性評価技術の現状-どこまでできて、何が課題か-」
1.日時:2020年7月28日(火)13:30-17:15
2.開催方法:オンライン形式(Cisco Webex Meetings)
3.概要:原子力土木委員会 地盤安定性評価小委員会(吉田郁政委員長(東京都市大学教授))では,原子力土木委員会の地盤に関連した部会・小委員会で検討した結果の一部を体系化することを目的とした技術資料の作成に向けて活動しています.地盤安定性評価に対して種々の研究開発が行われておりますが,検討の内容が専門的になるほど,検討結果が地盤の安定性評価にどのように寄与するのかという観点が希薄となりがちで,それを十分に認識することが重要となります.そのためには現状の評価の体系を踏まえ,さらにその上で検討課題を認識することが必要です.
本講演会では,地盤安定性評価技術のうち,断層変位,斜面安定性評価(対策工),崩落岩塊に関して,現状の評価の体系を認識し,そのうえでどこまでできるようになって,何が課題なのかについて話題提供します.これらの講演により,技術者・実務者の方に技術の現状について認識を深めていただくとともに,将来の検討課題について広く意見の交換を実施します.
4. 定員:150名
5. 参加費:無料
6. プログラム
時間 |
内容 |
担当 |
進行:小早川幹事長 |
13:30~13:35 |
開会あいさつ |
吉田委員長 |
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13:35~13:40 |
講演会の趣旨説明 | 小早川幹事長 | |
13:40~14:40 |
セッション1:断層変位評価 |
澤田幹事 |
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・澤田(電中研)ほか 「高性能計算による地表断層変位評価」 ・三橋(構造計画)ほか 「断層の動力学的破壊解析、トンネルへの影響評価」 ・堤内(大林組)ほか 「ボックスカルバートへの断層変位影響評価」 |
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14:55~15:55 |
セッション2:斜面安定性評価(対策工) |
石丸幹事 |
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・森(ニュージェック)ほか 「斜面の地震時安定性評価におけるアンカー工定着部の評価(その1)モデル斜面を対象とした評価事例」 ・小早川(電中研)ほか 「斜面の地震時安定性評価におけるアンカー工定着部の評価(その2)人工軟岩に対するアンカー引抜き試験」 ・日高(電中研)ほか 「抑止杭によって補強された岩盤斜面の遠心力模型実験に関する数値解析」 |
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16:10~17:10 |
セッション3:崩落岩塊の評価 |
吉田幹事 |
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・阿部(鉄道総研)ほか「MPMを用いた斜面崩壊による土砂流下・堆積挙動の基礎的検討」 ・栃木(電中研)ほか「斜面の地震時崩壊を想定した岩塊衝撃力のDEM解析」 ・津田(東京都市大)ほか「3次元質点解析の落石の確率論的衝突速度ハザード評価」 |
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17:10~17:15 |
閉会挨拶 |
中村委員 |
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7. 準備物:各自PC,カメラ,マイク
8. CPD:本講演会は、土木学会継続教育(CPD)制度のプログラム(3.0単位、JSCE20-0296)として認定されています。
受講証明証は、事前参加登録者のうちアンケートに回答した方のみ発行となります。
なお、アンケートの回答期限は8月11日(火)までです。期限を過ぎますと受付いたしませんのでご了承ください。
回答期限後にアンケート内容を確認し、順次受講証明証を発行いたしますので、多少お時間を頂く場合もございますのでご了承ください。
アンケートのURLは事前参加登録者に別途ご案内いたします。
・土木学会CPDシステム利用者
オンライン実施のため、参加者ご自身によるCPDシステムへの「自己登録」をお願いいたします。
・建設系CPD協議会加盟団体CPDシステム利用者
各団体のルールに沿って、CPD単位の申請をお願い致します。
9.参加者数:133名
10. アンケート結果のまとめ:
設問1:携われている分野を以下からお選びください。
A.原子力施設の計画・設計・施工・評価
B.原子力施設以外のインフラ施設の計画・設計・施工・評価
C.土木一般施設の計画・設計・施工・評価
D.その他
結果1:
設問2:今回の講演会を聞かれて原子力施設に対する地盤安定性評価技術について、どのような段階だと思われますか。
A.現状の評価技術では困難で、個々の技術開発が必要である。
B.評価する技術はあるが、適用できない場合が多く、高度化・高精度化が必要である。
C.評価する技術はあるが、一部の事例には適用できず、高度化・高精度化が必要である。
D.実務に用いることができる段階である。
E.対象とする事象はない。
結果2:
設問3:今回の講演は、原子力施設に関する地盤安定性評価技術の現状に関するものでした。この技術をご自身が関わられる原子力施設以外の分野への適用という観点で見たときはいかがでしょうか?
A.現状の技術での評価は困難で、個々の技術開発が必要である。
B.評価する技術はあるが、適用できない場合が多く、高度化・高精度化が必要である。
C.評価する技術はあるが、一部の事例には適用できず、高度化・高精度化が必要である。
D.実務の評価に用いることのできる段階である。
E.対象とする事象はない。
結果3:
11. 当日の資料:添付参照
12. 問合わせ先:土木学会事務局研究事業課・丸畑
E-mail:maruhata(at)jsce.or.jp ※ (at)は@に置き換えてください
添付 | サイズ |
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S1-断層変位.pdf | 1.2 MB |
S2-斜面対策工.pdf | 1.29 MB |
S3-崩落岩塊.pdf | 1.34 MB |