■研究の目的
DTPD(Digital Technical Product Documentation:デジタル製品技術文書情報)はJIS B 0060 で定義された,3DAモデルを中核として,製品製造に関連する各工程,例えば,解析,試験,製造,品質,サービス,保守等に関する情報が連携した製品製造のためのデジタル形式の文章情報である.
製品をデジタル形式の情報で表現することで,従来に比して更に精度よく,明確に,効率的に,その情報の作成者と使用者との間で要求事項を確実に伝達させることができる.また,製品の研究開発・生産の各プロセス,更に顧客に関わる全てのプロセスにおいて,その情報を活用できるようになる.
本研究では,製造分野で活用されているDTPDに着目し,製造分野の活用事例の調査を通じて,建設分野におけるDTPD適用による有効性や具体例を研究し,それに基づく情報発信を行うものである.
■研究の計画
- 製造分野の活用事例の調査
- (ア)文献調査(第1年度)
- (イ)現地調査及びヒアリング(第1年度~第2年度)
- 建設分野で行われている方法(ISO19650のCDE等)の調査とDTPDとの違いの明確化(第1年度)。
- 建設分野におけるDTPD適用による有効性の考察(第2年度)
- 研究成果の論文執筆(第2年度)
- 上記成果の情報発信(第2年度)
■活動概要
・活動期間:2023年6月~2025年5月(2カ年)
・開催頻度:小委員会は毎月開催予定.分科会については未定.
・開催場所:土木学会(東京都新宿区四谷)他.Zoomでの参加も可.
・委員:定員15名程度
・参加条件:①小委員会への出席率70%以上.②自ら研究活動と情報発信が行える方.
・小委員長:城古雅典((有)水都環境)
・副小委員長:栗崎直子(日本電気(株))
・応募締切:2023年5月19日
・応募先:城古宛(joko@mnt-kankyo.com)にメールで御連絡頂けますようお願い致します.