【研究テーマ】
建設分野への3D Annotated Modelの適用に対する有効性の研究
【研究の目的】
建設分野では人口減少や少子高齢化による労働者不足,インフラの老朽化と施設の更新,生産性の低迷,技術革新と技術の伝承,防災・減災対策などの課題に直面しているが,CIM,i- Constructionでは3次元モデルの活用により,それらの課題を解決しようとしている.
本研究では,3次元設計モデルにアノテーションとアトリビューツを付与した3D Annotated Modelに着目し,他分野の活用事例の調査を通じて,建設分野における3D Annotated Model適用による有効性や具体例を研究し,それに基づく情報発信を行うものである.
【研究の計画】
1.他分野の活用事例の調査(JEITA,JAMA,SJAC)
(ア)文献調査(第1年度)
(イ)現地調査及びヒアリング(第1年度~第4年度)
2.建設分野における3D Annotated Model適用による有効性の考察
(ア)建設分野の課題の分析と有効性の考察(第1年度)
3.建設分野における3D Annotated Model適用による具体例の抽出と実装
(ア)具体化する建設分野の課題や対策を抽出(第2年度~第3年度)
(イ)アプリケーションによる3D Annotated Modelの実装(第3年度~第4年度)
4.研究成果の論文執筆(第1年度~第4年度)
5.上記成果の情報発信(第1年度~第4年度)
【予定成果】
建設分野における3D Annotated Model適用による有効性や具体例を示した論文の執筆
【成果の公表予定】
1.研究成果の土木学会全国大会年次学術講演会や土木情報学シンポジウムでの発表
2.建設分野における3D Annotated Model適用による有効性を周知することを目的とした講演会の開催
【活動期間】
令和元年6月1日~令和5年5月31日(4年間)