2013年8月28日
公益社団法人土木学会土木情報学委員会
道路業務プロセスモデル検討小委員会
小委員長 山崎元也(東京農業大学)
第2回 データモデルセミナーのご案内
わが国は,高度成長期の大量建設およびその後の大量ストックの維持管理に至るまでを既に経験し,インフラの計画・設計・施工・維持管理に至る高い技術力を保有しています。しかし,個別の施設についてみますと,計画・設計・施工・維持管理というライフサイクルという観点からは情報が一貫していないということが以前からも指摘されています。情報のライフサイクル管理を意識したCALS/ECの試みはわが国でも1995年から始まって16年が経過しましたが,各フェーズで必要な情報がうまく下流側に流れていないという現状があります。その原因としては各道路管理主体において、道路という共通の「業務プロセスモデル」が構築されていないことに起因すると考えられます。この「業務プロセスモデル」とは「3次元位置・形状情報」を主としたプロダクトモデルと現実の道路事業関連業務を繋ぐものであり、プロダクトモデル構築上の重要なプロセスと位置付けられるものです。
このような背景から,道路業務プロセスモデル検討小委員会では,今後,「道路データモデル」を提案していく上で必要となる,データモデルを使用するメリット,データモデルの将来像,使い方,活用例等を議論するために,2012年6月から活動を開始し,2012年10月5日には「第1回データモデルセミナー」として,JHDMの紹介,国土交通省の取り組みやCIMの概要,パネルディスカッションなどを実施し,多数の参加者により好評のうちに終えることができました。今回の第2回セミナーでは,データモデルの将来像,活用例等を実際のデモを通して提示することで,データモデルの有効性を実感して頂けると思っております。
皆様のご参加をお願いいたします。
記
●日時:2013年10月24日(木) 13:30~17:00
●場所:土木学会 2階 講堂
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内 TEL 03-3355-3441
●定員:120名
●参加費用:無料
●申込締切:2013年10月15日(火)
●CPD:認定番号:JSCE13-0476,3.3単位
●参加申し込み:以下のメールアドレスまでお願いします。
〒112-0002 東京都文京区小石川2-22-2和順ビル 株式会社片平エンジニアリング 道路交通部 森本一直
E-mail : morimoto@katahira.co.jp
●プログラム: 司会:青山 憲明(国総研)
開会挨拶 | 13:30~13:40 | 山崎元也(東京農業大学) |
1.小委員会活動の概要 | 13:40~13:50 | 青山 憲明(国総研) |
2.CIM技術検討会の取り組み | 13:50~14:10 | 三橋 勝彦(日本建設情報総合センター) |
3.データモデルの定義 | 14:10~14:30 | 羽田野 恒(NEXCO東日本E) |
4.データモデルの活用 | 14:30~14:40 | 丸山 明(アイ・エス・エス) |
5.データモデルの将来像 | 14:40~15:00 | 和泉 繁(大日本コンサルタント) |
6.データモデルを用いた3Dのデモ | 15:00~15:50 | 堀井 裕信(MTC), |
斎藤 壽仁(コトブキエンジニアリング) | ||
休憩 | 15:50~16:00 | |
7.パネルディスカッション | 16:00~16:55 | 山崎元也(東京農業大学), |
三橋 勝彦(日本建設情報総合センター), | ||
青山憲明(国総研), | ||
堀井裕信(MTC), | ||
羽田野 恒(NEXCO東日本エンジニアリング), | ||
和泉 繁(大日本コンサルタント), | ||
丸山 明(アイ・エス・エス), | ||
齊藤壽仁(コトブキエンジニアリング) | ||
閉会挨拶 | 16:55~17:00 | 青山憲明(国総研) |
以上