2012年9月14日
公益社団法人土木学会 土木情報学委員会
道路業務プロセスモデル検討小委員会
小委員長 山崎元也(東京農業大学)
第1回 データモデルセミナーのご案内
わが国は,高度成長期の大量建設およびその後の大量ストックの維持管理に至るまでを既に経験し,インフラの計画・設計・施工・維持管理に至る高い技術力を保有しています。しかし,個別の施設についてみますと,計画・設計・施工・維持管理というライフサイクルという観点からは情報が一貫していないということが以前からも指摘されています。情報のライフサイクル管理を意識したCALS/ECの試みはわが国でも1995年から始まって16年が経過しましたが,各フェーズで必要な情報がうまく下流側に流れていないという現状があります。その原因としては各道路管理主体において、道路という共通の「業務プロセスモデル」が構築されていないことに起因すると考えられます。この「業務プロセスモデル」とは「3次元位置・形状情報」を主としたプロダクトモデルと現実の道路事業関連業務を繋ぐものであり、プロダクトモデル構築上の重要なプロセスと位置付けられるものです。
このような背景から,道路業務プロセスモデル検討小委員会では,今後,「道路データモデル」を提案していく上で必要となるデータモデルを使用するメリット,データモデルの将来像,使い方,活用例などを議論するために,JHDMの紹介,国土交通省の取り組みやCIMの概要などを本セミナーで紹介することとなりました。皆様のご参加をお願いいたします。
記
●日時:2012年10月5日(金) 13:30~17:00
●場所:土木学会 EF会議室
〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内 TEL 03-3355-3441
●定員:50名
●参加費用:無料
●CPD:認定番号:JSCE12-0682, 3.3単位
●参加申し込み:以下のメールアドレスまでお願いします。
〒531-0074 大阪市北区本庄東 2-3-20
株式会社ニュージェック 大阪本社 道路グループ 保田敬一
●プログラム: 司会:保田敬一(NEWJEC)
開会挨拶 |
13:30~13:40 |
山崎元也(東京農業大学) |
1.JHDMの開発とその後 |
13:40~14:10 |
山崎元也(東京農業大学) |
2.CIMの概要と方向性 |
14:10~14:50 |
石川雄一(国土交通省) |
休憩 |
14:50~15:00 |
|
3.国土交通省が考えているデータモデル |
15:00~15:30 |
青山憲明(国総研) |
4.道路中心線形データモデルの紹介 |
15:30~16:00 |
堀井裕信(MTC) |
5.パネルディスカッション |
16:00~16:50 |
山崎元也(東京農業大学),
石川雄一(国土交通省),
青山憲明(国総研), 堀井裕信(MTC),
羽田野 恒(NEXCO東日本エンジニアリング),
和泉 繁(大日本コンサルタント) |
閉会挨拶 |
16:50~17:00 |
青山憲明(国総研) |
以上