情報通信技術を活用した新しい交通基盤の整備の分野において、情報を支える新たなビジネスを創造することを目的に設置された「交通基盤情報ビジネス小委員会」での4年間の活動により、その具体的な成果として幾つかのビジネスモデルが見出された。 そこで、これらのモデルを建設産業がモチベーションを持てるような事業に発展させるための方策(展開ビジョン、ビジネス化)について研究することを目的として、「交通情報サービス基盤モデル小委員会」が結成された。この小委員会では、具体的な研究モデルとしてスマートIC活用モデル・駐車モデル・道路管理モデルの3つのビジネスモデルに焦点を絞りWG活動を開始した。これらの中でスマートIC活用モデルWGでは上郷サービスエリアなどを中心にスマートICとその周辺施設・周辺環境を含めた活用モデルの検討を行っている。駐車モデルWGでは豊田市の市街地にて荷捌き用駐車モデルの社会実験を開始し、運用を行っている。また、道路管理モデルWGについては冬季道路情報収集提供実験を継続的に実施すると同時に他の地域・地方での展開も視野に入れ調査・検討を行なっている。
スマートIC活用モデル | 上郷SAなどスマートICの活用や周辺施設・環境を含めたモデルの検討 |
駐車モデル | ETC利用荷捌き駐車場、首都高スマートパーキングなどの社会実験 |
道路管理モデル | 冬季道路情報収集提供システムの社会実験(みちナビとよた) |