公益社団法人土木学会(会長 田中 茂義)は、
2023年10月28日(土)に、「大学に行って最先端の技術に触れてみよう! ~土に親しむ1Day体験企画~」を開催しました。
本イベントは、会長特別PJ「土木の魅力向上プロジェクト」の一環として、大学を訪問し土木の最先端の技術に触れ、大学教授や大学院生と触れ合う場を提供したものです。
☆☆☆東日本開催回(10/21)の開催報告はこちら☆☆☆
今回お邪魔したのは、京都大学 工学研究科 都市社会工学専攻 澤村康生准教授のところ。
午前中は「最先端の技術に触れてみよう」のタイトルで、補強⼟壁や古紙を原料とする高含水泥土処理技術(セルドロン)の研究について講義。
澤村准教授が関わるエチオピアの地盤改良プロジェクトの話を聞き、高校生たちの目が輝いていたのが印象的でした。
また、校内ツアーでは、CT装置(全国でも保有している大学がほとんどない!)などを見学し、高校生たちは圧倒されている様子でした。
#澤村先生から最先端の技術についての講義 #大学にある最先端の装置に興味深々の高校生・高専生たち
午後からは参加した高校生・高専生と大学院生が一緒になって、実際に液状化実験の模型地盤を作製しました。
ここでは、液状化が起こりやすい相対密度が小さくゆるい地盤を作りました。模型を作製する作業は非常に労力がかかり、
研究や実験結果は地道な作業から得ることを学びました。
完成した模型に加振し、地盤上に設置した杭基礎がない家が傾いたり、地中からマンホールが浮き上がって実験が成功した時は
みんなで喜びました。実際は起こってほしくないけどね(笑)
#今回の実験についての講義 #模型作製中 #澤村先生から実験装置についての説明
#加振するとどうなるかな? #実験前 #実験後
実験後、高校生・高専生と澤村先生で意見交換会を実施しました。
高校生・高専生からは、「なぜ土質を選んだのか?」という質問があり、「まだ研究の余地があるから!」と笑顔で答える澤村先生の笑顔が眩しかったです。
#土質分野を選んだ理由は?
今回も晴天に恵まれ、講義、実験を通して学び多き1日を過ごしました。
#みんな良い顔してますね!
開催日 | 2023年10月28日(土)11:00~16:30 |
参加者 | 5名(呉工業高等専門学校3名、滋賀県立膳所高等学校2名) |
訪問先 | 京都大学 工学研究科 都市社会工学専攻(担当:澤村康生准教授) |
内容 | 「最先端の技術に触れてみよう」他講義、液状化実験 |