平成24年7月に九州北部を2度にわたり襲った豪雨災害に対し、土木学会は西部支部を中心とする調査団を組織し,現地調査を実施いたしました。
このたび同調査団の中間報告をとりまとめましたのでお知らせいたします。
2012/12/14
公益社団法人土木学会 九州北部豪雨災害調査団
統括幹事:九州大学 矢野真一郎
平成24年7月(7/3,7/11-14)に九州北部を2度にわたり襲った「これまで経験したことのないような大雨」と表現された豪雨は甚大な被害を熊本・大分・福岡・佐賀県域を中心にもたらした.
そこで,土木学会として災害調査団を組織し,広大な範囲で発生した各河川災害の基礎調査と各災害の発生機構の解明を試みることにした.重点的な調査地点は,熊本県:阿蘇周辺の土石流,白川・菊池川(合志川)の氾濫,福岡県:山国川,遠賀川,筑後川支川,矢部川破堤箇所と上流土砂災害,大分県:筑後川支川(花月川),大野川(玉来川),佐賀県:六角川(牛津川)などである.
また,水力発電所の被災状況,ダム建設計画に関連した防災効果の検証,海域へ流出した流木などの災害ゴミの検証,などについても併せて調査している.
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平成24年7月九州北部豪雨災害土木学会調査団 災害調査中間報告(pdf) | 6.55 MB |