平成23年10月23日午後1時41分(現地時間)にトルコ東部に発生した地震(M7.2)では、エルジシュ(Erciş)町およびワン(Van)市を中心に甚大な被害が発生しました。トルコ当局による生存者の捜索活動は10月29日に打ち切られ、被災者の生活支援に重点を移したとされており、10月30日現在の犠牲者は596名、被災者の数は数千人規模に上ると言われています。
土木学会では、地震発生直後から震災情報の収集に努めると同時に、日本地震工学会、日本建築学会および本会から構成される3学会地震被害調査連絡会を通して関係学会との情報交換を行ってきました。被災地は標高2000mを越す山岳地帯であり、被災者捜索活動や宗教行事の時期等を考慮し、下記により本会地震工学委員会を中心とする土木学会緊急被害調査団(第1次)を派遣いたします。
なお、調査速報会の開催につきましては、別途ご案内をいたします。
1)調査団構成
日本側
小長井 一男氏(団長・東京大学生産技術研究所教授)
藍檀 オメル氏(副団長・東海大学海洋研究所教授)
トルコ側協力メンバー
Resat ULUSAY氏(Hacettepe大学教授)
Halili KUMSAR氏(Pamukkale大学教授)
2)行程
11/02 日本発
11/03~05 現地調査
11/07 帰国
【本件に関する問合先】
事務局 企画総務課長 石郷岡 TEL: 03-3355-3442