近年の経済社会の急速なグローバル化に伴い、技術サービスを提供する技術者にも国際的な基準を満たしていることが問われるようになってきています。資格取得と継続教育(CPD)に取り組んでいることがその証と考えられています。
このような中で、技術者倫理の理解とその実践力の涵養は専門的な技術力と同様、資格取得上欠かせないばかりでなく、CPDの重要な対象です。
経験を積むとともに携わる業務が徐々に難しくなる中で、プロフェッショナルとしてのエンジニアには、自らの行動の適否を技術者の倫理に照らして自ら判断できることが強く求められます。
技術推進機構が主催するこの講習会では、土木学会の継続教育実施委員会の編集による『土木技術者倫理問題-考え方と事例解説Ⅱ-』をテキストに用いて、土木技術者が倫理問題に遭遇した場合に、どういう考え方でそれに対峙したらよいか、その方法論を紹介するとともに、ある程度具体的な仮想事例を基に、土木技術者としていかに行為すべきか、土木技術者としてどうあらねばならないかについて、参加者と一緒に考えます。
この講習会は、学生、若手技術者から、教員、経営(マネジメント)に携わる方まで幅広い年齢層を対象としています。
本講習会に奮ってご参加下さいますようご案内申し上げます。
なお、本講習会は土木学会認定CPDプログラムです。
終了しました。
1.主催:土木学会 技術推進機構 継続教育実施委員会
2.日時:平成24年2月24日(金) 15:00~17:30
3.場所:土木会館 講堂(東京都新宿区四谷1丁目 外濠公園内)
4.プログラム:進行役 佐々木寿朗(日本工営)
15:00~15:10 開会挨拶 岩井茂雄(日本大学)
15:10~15:40 倫理問題の考え方 岩井茂雄(日本大学)
15:55~17:25 事例研究・討議
「事例4 費用対便益の扱い」尾高義夫(大成建設)
「事例11 安易なコピー・アンド・ペースト」溝渕 利明(法政大学)
17:25~17:30 閉会挨拶 佐々木寿朗(日本工営)
5.定員:60名
6.参加費:会員(学生会員含む) 1,500円、一般 3,000円
(ただし、テキストは『土木技術者倫理問題-考え方と事例解説Ⅱ-』(丸善刊)を用います。ご持参いただくか、事前購入または当日会場にて購入してください。(会員 1,420円/冊、一般 1,575円/冊+送料))
7.申込み方法:土木学会のホームページ(本部行事参加申込)からお申込みください。
申込み受領後、5日前後でメールあるいはFAXにて「参加券」をお送りいたします
8.申込み締切日:平成24年2月14日(火)
9.問合せ先:(社)土木学会 技術推進機構
Eメール:opcet-cpd@jsce.or.jp FAX:03-5379-0125 TEL:03-3355-3502