河川部会の理念
河川部会は1997年度に土木学会水理委員会(現水工学委員会)に発足した部会です。
河川部会は、河川技術を、「河川(水・土砂・物質循環系を含む)と人間および生物との関係をより良いものに変えていくために河川を賢く制御する実践的技術の総体」ととらえ、河川技術の分野において、産学官を問わず広い裾野から研究開発や技術検討が精力的に行われ、それが河川や流域の現場に広がり、現実を変え、そのことが国民、流域住民から肯定的に認知され、河川技術の発展とその現場への適用を促進するという好循環の形成に貢献することを目指しています。
そのために河川部会は、既存の三つの部会(基礎水理部会、環境水理部会、水文部会)との連携協力を推進するとともに、学術と技術との橋渡し、官・学・民の連携、従来の河川工学以外の河川にかかわる学術との学際領域への展開など、河川の技術に求められるさまざまなインターフェ-ス的側面を追求しています。