東日本大震災アーカイブ特別委員会は、平成24年7月理事会において設置を承認されました。
当委員会の設置趣旨は以下をご参照ください。
このたび、別添の東日本大震災アーカイブ特別委員会規則第5条に定める委員を公募いたします。
当特別委員会活動の主な項目として、GIS機能の研究、映像配信、情報の公開手法とともに、将来的な継続のための登録情報入手方法、そのルートの確立などを計画しています。
当特別委員会への特別な会員資格などはありません。また活動期間は1年を予定しております。
当委員会の趣旨にご賛同下さり、今後の委員会活動に積極的にご参加いただける方の積極的なご応募をお待ちしております。
1.設置理由
土木学会情報資料部門(土木図書館委員会・土木技術映像委員会)では、理事会承認のもと、平成
23年12月1日に「東日本大震災アーカイブサイト」を開設し、土木学会委員会・会員の方々の東日本大震災に関する活動成果の集約、公開を進めている。
当サイト開設の目的は、2011.3.11の未曾有の大震災・大津波に関連して土木学会が発信する全ての学術情報(報告・資料・論文・写真・映像・図面その他)をデータベース化し、一元的に保存・管理するとともに、土木学会会員はもとより関係学協会あるいは関心の深い研究者・実務者の利用に供することにある。
国の取り組み(「東日本大震災からの復興の基本方針」h23.7)でも「震災に関する学術調査、災害の記録と伝承」が掲げられ、国土交通省東北地方整備局においても今回の震災を風化させないために、「忘れない。」プロジェクトを展開しているなどの動きがあり、当サイトはこれらの動向に呼応するものと位置づけられる。
特に今回のアーカイブサイト構築にあたっては、これまで土木図書館で実績のあるキーワードによる検索システムや分類別リストからの原文情報へのリンクといった基本的な機能に加え、関連情報を地点や地域で表現するGIS機能や、会員自らが撮影した震災・津波映像を評価・解析してネット上で表示する映像配信機能による公開の実現を目指しており(その一部は試験的に運用を開始している)、このための適切な情報システムや公開手法についての研究が必須である。
また、該当する情報の収集にあたっては、各部門、委員会が調査団などを派遣して収集・分析した学術情報はもとより、全会員・関係学協会などからの震災に関する貴重な資料提供のご協力が欠かせない。
ついては、これらの機能を実現する情報システムや公開手法に関する研究を推進するため、また学会全体としての取り組み姿勢を示すために特別委員会を立ち上げるものである。
2.活動目的
(1) アーカイブサイトにおける文献、写真、映像、図面を表示するGIS機能についての研究
(2) アーカイブサイトにおける映像配信に関する研究
(3)上記研究成果を実現するアーカイブサイトの付加機能構築および公開手法の確立