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委員長挨拶

投稿者:匿名ユーザ 投稿日時:月, 2019-05-13 09:44

2019・2020年度環境システム委員会活動に向けての所信

                                  委員長 吉田登(和歌山大学)

 このたび、2019・2020年度の環境システム委員会委員長を拝命いたしました。藤田前委員長、森口元委員長をはじめ歴代の委員長、幹事長、また委員の方々の積極的な参加と貢献のもとで、今日までの環境システム学の深化と広がりから様々な学びをいただいたことに感謝し、甚だ微力ではありますが、次代へとさらに繋ぐため、少しでも下支えになれば幸甚です。2年間、尽力してまいります。

 阪大の環境工学に学び、1988年の2月末、卒研発表会の最後の講評の場で指導教授(当時)の末石先生(初代委員長)から環境システム委員会発足の話を伺ったことが、微かな記憶として蘇ります。最初の環境システム研究(Vol.16)に投稿、発表の機会を得たのが環境システム委員会との出会いであり、今思うと私の研究活動の原点となりました。八千代エンジニヤリングで環境コンサルティングの実務に携わる中、参加した年々の環境システム研究論文発表会やシンポジウムでは大いに触発され、貴重な学びの場でした。1994年に阪大助手として赴任した後は、盛岡教授(元委員長)のもと、研究者として環境システム研究のコミュニティに参加し、1999年に和歌山大学へ転任後、委員を務めさせていただくようになりました。第40回(2012年)の節目には、原沢元委員長のもと和歌山大学で初の研究発表会を開催し、その後、論文賞選考委員、論文集G分冊編集委員等を務め、2017~18年は藤田前委員長のもとで論文審査小委員長を仰せつかりました。

 「環境を人および人の生活する社会との関連のもとでシステムと捉え」るアプローチに基づき、環境システム学の収れんと発散を意図的に繰り返す営みが、本委員会の生命線と認識しています。その意味からも、藤田前委員長、斎藤前幹事長のもと主導された「環境システム学の俯瞰」「国際的な連携」「環境システム学の社会への実践的、総合的対応」をもとに、さらに発展させることを基本方針と考えます。関連する私の問題意識を、具体的な委員会活動に即して若干、述べさせていただきます。

  1. 環境システム研究レビューは労多く大変ですが、収れんと共有化には不可欠であり、私自身も含め、委員の皆様による、さらなる貢献を心掛けたいと思います。
  2. 任期2年目の2020年度は環境にSDGsやパリ協定から5年、生物多様性国家戦略の区切りの年、また様々な政策の目標年次でもある節目の年です。これを見据えて、健康と環境小委員会やSDGsと地域循環共生圏小委員会の活動を後押しし、相乗効果をはかるべく、研究発表会やシンポジウム、学際連携、などの企画ができればと思います。国際連携小委員会でも、ISIE2019共催を経てISIEAP2022での主体的な役割をめざし段階的、精力的に取り組まれています。ISIEAP2020を含めて、委員会がなすべき貢献を考えたいと思います。
  3. 社会変化の中で、環境システム研究領域の「際」や「先」の課題がさらに多様化する中、実社会(森口元委員長によるところの、「研究のオーディエンス」)との繋がりを深める方策について、2019年度より始まるB-2論文の効果的な運用も絡め、議論したいと思います。大学・研究機関以外の方々による「環境問題への実践的取り組み」セッションの拡充や、在学中に学会発表し社会で活躍する若い人材との継続的な交流と潜在的な参加者獲得の可能性、学際連携の在り方等、論文審査小委員会とも連携し、新たに参加頂く民間・官庁枠委員や地方枠委員のご意見、アイデアを積極的に賜りたいと思います。さらには、本来の業務やワーク・ライフ・バランスに配慮しつつ、委員会活動や学会参加を少しでも円滑化に行えるよう、委員会で既に行っているWeb会議のより安定的な運用や、他学会で一部導入されている、学会会場での臨時託児サービスのニーズ等、運営改善への意見交換も進めたいと思います。

 以上、私なりの所信をお伝えさせていただきましたが、藤田前委員長、斎藤前幹事長のもとで進められてきた委員会の運営改善をもとに、これまでの委員の方々のご尽力のもとに積み上げられた活動を尊重しながら、停滞や後戻りのないよう、荒井幹事長はじめ委員の皆様のご支援を賜り、努めていく所存です。これからの2年間、委員各位のご指導、ご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(c)Japan Society of Civil Engineers