【委員会設置目的】
2007年制定「鋼・合成構造標準示方書」では、性能照査型設計法への移行を目指し、その照査フォーマットとして限界状態設計法を用いる新しい設計体系を提示しました。鋼構造物の連結に関連する「第11章 連結部」においても、この大方針の下、平成9年度版「鋼構造設計指針」を基本に、性能照査型設計へ移行すべく、各種条文・規定の見直しを行い、新たな知見をなるべく追加する形で執筆し、発刊に至っています。
本小委員会では、本示方書を実務設計における標準的な設計法として確立するために、 11章連結部における実務設計適用にあたっての課題(①限界状態(すべり限界、降伏限界、支圧限界、併用継手限界)の明確化、②継手耐力評価法に関する検討、③各種溶接継手の疲労強度、④接合部の部分係数に関する検討、⑤設計例の提示)の解決を目指します。
本小委員会では、上記の課題解決を目標に、高力ボルト接合WGおよび溶接接合WGの2つのWGを設置し、それぞれのWGにおいて課題解決のための活動を行います。また、部分係数の設定に関しては、部材耐力の部分係数および安全性評価に関する検討小委員会と連携して活動する予定です。
【活動期間】
2008年11月~2010年11月
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