インフラのメンテナンスを効率的、効果的に実践していくため、実施主体や実施方法のしくみを工夫した実践例、新技術を導入した好事例が数多く報告されています。これらの取組みは、メンテナンスの手法やしくみ・制度を新たに提案したり、既存のものを改善したりすることで、これまで達成できなかった効果を創出している点で、工学上、実用上の価値が高いものです。これらの事例について、一連のプロセスを客観的事実としてまとめるとともに、得られた成果の適正な評価と今後の課題や展望の示唆を論じたものを学術論文として広く公表することは、インフラメンテナンスを実践した好事例が国内外に展開される上できわめて有意義なものと考えます。
そこで、本論文集では、以下のカテゴリーにおける取り組み事例や実践例を対象として、論文を募集します。学術研究論文に加え、実用性、実効性の面でメンテナンスの品質向上や効率化、社会的認知度の向上等に寄与する論文、文献や資料に基づいた現行の理解の状態を総括的に論評した解説も歓迎します。
また令和5年度から、「インフラメンテナンス実践フォーラム」という新たなレポート集も発刊することとし、これに掲載する無査読のレポートも募集いたします。インフラメンテナンスに関わる創意工夫の実践例またはアイデア、課題、提言、研究、開発、調査、教育等で、情報の共有にふさわしいと思われるものについて、奮ってご投稿ください。
A.担い手と体制
-組織、市民参加(協働)、人材育成・教育、普及・啓発、倫理、など
B.技術とプロジェクト
-技術開発、実験・試行、適用・導入、設計、リニューアル・更新、異分野の協働、など
C.マネジメント
-メンテナンスシステム、ビジネスモデル、政策・法制度、予算、計画、経済効果、調達・契約方式、合意形成、減災・防災、BCP、アセットマネジメント、環境、国際展開など
◎対象インフラの例:
橋梁、トンネル・地下構造物(抗土圧構造物)、走行路(舗装、線路)、交通施設(道路、鉄道、港湾、空港、など)、河川・砂防、海岸・海洋、上・下水道、エネルギー・通信、農業水利施設、など
〇原稿の提出
・詳細は、下記の「投稿要領」をご参照ください。
<投稿要領>
・登載となった論文および解説は「インフラメンテナンス実践研究論文集」に、またレポートは「インフラメンテナンス実践フォーラム」に、それぞれ集約してJ-stageに掲載されます。
・採択された論文、解説およびレポートについては、2026年2月26日、27日開催予定の「インフラメンテナンス・シンポジウム」において会場にて口頭による発表をしていただく予定です(レポートのみリモート形式による発表可)(開催日程は決まり次第お知らせいたします)。
・優秀な論文および優秀な発表(論文、レポート問わず)を表彰します。
・論文および解説は、土木学会論文集の書式で4頁~最大原則10頁以内、レポートは同じ書式で2頁~最大原則6頁以内としてください。
・土木学会論文集の書式は下記のサイトでご覧になれます。
http://committees.jsce.or.jp/jjsce/pform
・原稿は2025年9月末日までにご提出ください(論文および解説 投稿ページ)
(レポート投稿ページ)
・ただし、和文の参考文献の英訳は不要、またレポートについては、英文概要は不要とする
〇採否の通知
2025年12月初旬
論文は、投稿要領の4.査読にしたがい、査読を行います。レポートは無査読ですが、フォーマットや誤字脱字等について修正を依頼する場合があります。
〇最終原稿の提出
2026年1月中旬
〇掲載料
・論文および解説1件につき2万2千円(2月中旬までに掲載料請求書発送予定です。支払は2月末日までにお願い申し上げます)
・レポートは無料
〇その他
・投稿原稿は、和文または英文とします。
・レポートについては、末尾の英文アブストラクトは不要です。
・原稿には、ページ数は記載しないでください。
・受理年月日は2025年9月30日、採択日は2025年11月30日と記載してください。
(Received September 30, 2025)
(Accepted November 30, 2025)
となります。
・投稿された論文の著作権については、土木学会に譲渡することをご了解頂くものとします。
・インフラメンテナンス実践研究論文集Vol.1〜Vol.4はJ-stageに掲載されており、下記URLからご覧いただけます。
<インフラメンテナンス実践研究論文集>
<インフラメンテナンス実践フォーラム>
〇事務局
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目無番地(外濠公園内)
土木学会 研究事業課
担当:飯野
E-mail:maintesogo@ml-jsce.jp
インフラメンテナンス実践研究論文集Vol.4(2024年度) 査読者
青木宣頼、青島亘佐、阿部長門、阿部雅人、荒巻俊也、安東祐樹、飯土井剛、池田学、池端信哉、石井博典、石神暁郎、石原陽介、泉明良、泉剛生、伊藤始、井林康、今井努、今西肇、岩波光保、岩城一郎、植野芳彦、内田慎哉、内村太郎
宇野州彦、浦川文寛、江本久雄、江守央、岡﨑慎一郎、緒方英彦、岡野法之、岡本大、小椋紀彦、小野秀一、片岡武、加藤絵万、門田峰典、角野拓真、鎌田貢、河田皓介、川邉翔平、河村圭、河村直哉、岸良竜、木谷友哉、木下義昭
木村定雄、木村元哉、楠田将之、国枝稔、窪田諭、黒田一郎、小池賢太郎、古関潤一、子田康弘、後藤幹尚、小西真治、小西拓洋、小林孝一、小林裕介、小林祐介、小松怜史、佐伯昌之、坂井康人、佐々木敦司、佐藤正和、塩畑英俊
庄野真也、新弘治、杉本一朗、鈴木哲也、須藤達美、関谷英彦、千田耕大、全邦釘、高橋茂樹、高原良太、竹内康、武田誠、竹谷晃一、田嶋仁志、田所敏弥、田中泰司、玉井真一、田村洋、千々和伸浩、津田誠、津野和宏、椿涼太
坪川将丈、戸田祐嗣、土橋浩、長井宏平、中野雅章、中村健二、中村聖三、中村光、中村秀明、永元直樹、中山晶一朗、長山智則、二井谷教治、西岡英俊、西川貴文、西澤辰男、温品達也、野中英、野村泰稔、野本耕一、羽渕貴士
林和彦、判治剛、久田真、深田宰史、福井義弘、藤原鉄朗、藤島博英、星子遼、細谷学、本間淳史、牧剛史、正木守、松浦達郎、松尾伸二、松下文哉、松田貞則、松永昭吾、松本泰尚、松本理佐、三方康弘、溝渕利明、御嶽譲
宮里心一、武藤義彦、室谷耕輔、森充広、森石一志、森崎裕磨、森本勝、野城一栄、安田将広、吉田昌平、吉田善紀、渡邊明之、渡邊学歩、渡邉健治、渡辺健、渡辺博志(順不同、敬称略)