社会インフラの高経年化が進む中、これを適切にメンテナンスしていくことが求められています。一方で、我が国は時代の大きな転換期を迎えており、新たな時代に社会インフラはどうあるべきかも問われています。例えば、迫りくる人口減少・高齢化社会におけるインフラはどうあるべきか、車両の自動運転などのスマート社会を実現するために必要なインフラはどのようなものか、など、これまでに我々が経験したことのない時代を迎えるにあたり、土木技術者だけでなく多くの関係者が知恵を出し合って、その解決を図っていく必要があります。社会インフラのメンテナンスも、これまでのようにインフラの機能を維持するために行うだけでなく、社会のニーズを適切に汲み取った形のメンテナンスやマネジメントにも取り組まなければなりません。
そこで、インフラメンテナンス委員会(委員長:久田真(東北大学教授))では、我が国の将来のインフラメンテナンスのあり方について考えるためのシンポジウムを企画しました。このシンポジウムでは、近い将来に到来する人口減少・高齢化社会とスマート社会を取り上げて、これらの社会においても、我々が安全で豊かな生活を享受するためのインフラのあり方を考えるとともに、現在の喫緊の課題であるインフラメンテナンスをどのように進めていけばいいのかを共に考えます。そのため、この分野に造詣の深い方々にご登壇いただき、その先進的で卓越したお考えをご披露いただくとともに、我が国の明るい未来をはっきりと描くために何をすべきかを議論するためのパネルディスカッションを行います。
・主 催:土木学会インフラメンテナンス委員会
・後 援:特定非営利活動法人シビルNPO連携プラットフォーム,特定非営利活動法人社会基盤ライフサイクルマネジメント研究会
・日 時:2019年11月26日(火) 13:30-16:45(13:00受付開始)
・会 場:公益社団法人 土木学会 講堂(東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内)
・定 員:120名(申し込み先着順。定員に達した場合には申込みを締め切ります。)
・参加費:無料
・申込方法:「本部主催行事の参加申込み」ページよりお申し込みください。http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
・プログラム(予定):
13:00受付開始
司会:岩波光保(東京工業大学)
13:30-13:40 開会挨拶 久田 真(東北大学、インフラメンテナンス委員会委員長)
13:40-14:00 インフラメンテナンスの課題と今後の取組み方針 岩波光保(インフラ長寿命化研究会)
14:00-14:30 ジェロントロジーと共創するまちづくり 前田展弘(ニッセイ基礎研究所)
14:30-15:00 ストリートから構想する成熟社会のデザインとマネジメント 三浦詩乃(横浜国立大学)
- 休 憩 -
15:15-15:45 空港型地方創生:南紀白浜エアポートの取り組み
~和歌山県白浜で何が起きているのか?~ 岡田信一郎(南紀白浜エアポート)
15:45-16:15 エリアマネジメントに向けて 野崎秀則(オリエンタルコンサルタンツ)
16:15-16:45 パネルディスカッション コーディネータ:久田 真(東北大学)
16:45-16:50 閉会挨拶
17:00- 意見交換会(会費制)
・その他:
(1) 本シンポジウムは、土木学会認定プログラムです。JSCE19-1232(2.9単位)
(2) シンポジウム終了後、土木学会内において登壇者と参加者の皆様を対象とした意見交換会(立食形式、実費負担(1000円程度))を予定しています。こちらにも奮ってご参加ください。
・問合せ先:
公益社団法人 土木学会 研究事業課 工藤
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内
TEL 03-3355-3559 FAX 03-5379-2769 E-mail : kudo@jsce.or.jp