【目的】
ワンパーソンライブラリーにとっての有益な相互協力体制の構築を目指しています。
【構成と活動】
現在、小委員会の会員は建設関係の専門図書館を中心に、大学の図書館、歴史博物館の図書館など25 機関、総勢31名です。
年に4回程度の委員会を開催し、各機関の実情調査報告と問題点の検討・意見交換などを行っています。
【発足の経緯】
当委員会の発足の経緯は以下の通りです。
当委員会は、平成12 年10 月に発足した日本建築学会ライブラリーネットワーク小委員会(以下、ライブラリーネットワーク小委員会)にその前身をおく。
ライブラリーネットワーク小委員会では、平成14 年11 月に日本建築学会図書館、建設産業図書館、名古屋都市センターライブラリー、住宅総合研究財団図書室、金沢工業大学ライブラリーセンターの5 館が参加する“「建築・都市・住宅・建設産業分野専門図書館」横断検索システム”を公開するなどの成果物を残したが、各機関の運営規定の相違が壁となり、第12 回をもって休会となった。
一方、約3 年後の平成17 年に土木学会図書館委員会に図書館連携小委員会の雛形的なWGが発足した。
ちょうど同じ頃、日本建築学会図書館と土木学会図書館の間で、会員の相互利用が実施されるなど、両学会間に図書館相互協力の機運が高まったことを契機として、ライブラリーネットワーク小委員会が再発足した。
再発足したライブラリーネットワーク小委員会は建築だけではなく土木分野を含めた専門図書館の相互協力を目的としたため、土木学会土木図書館委員会事務局と協議し、両学会の同分野の委員会を一元化すべく、ライブラリーネットワーク小委員会の活動と会員を土木学会土木図書館委員会図書館連携小委員会として発足するに到った。(建設系図書館のネットワークに関する現状と課題~土木学会図書館連携小委員会の活動~,江口知秀,土木学会第62回年次学術講演会(平成19年9月),CS7-003 より抜粋)