来週の土木学会で研究討論会を開催します
(事前の申し込みは必要ありません
土木学会への参加登録が必要です)
9月11日(月)13:00-15:00
九州大学伊都キャンパス センター2号館2303
「複合的自然災害に関する工学的視点からみた地域防災の有り方」
-阿蘇地域での事象を例として-
地盤工学委員会
火山工学研究小委員会・斜面工学研究小委員会
座長 :鈴木素之
山口大学 大学院創成科学研究科 教授
斜面工学研究小委員会委員長
話題提供者
中村洋介 福島大学
「活断層布田川断層の活動」
山里平 気象庁
「2013-2016年阿蘇山の噴火活動」
中濃耕司 東亜コンサルタント
「熊本地震・豪雨による土砂災害」
千葉達朗 アジア航測
「UAVによる阿蘇山2016年噴火災害の状況把握」
瀬戸真之 福島大学
「地形変化、被害の現状と対策」
安養寺 信夫 砂防・地すべり技術センター
「複合的自然災害に対する防災の在り方」
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2016年熊本地震・豪雨災害から阿蘇山噴火災害へと九州中央部の火山地域での複合自然災害が続いている.このような複合災害の減災・防災を考える意義は大きい.例えば,首都圏では直下型の地震と富士山噴火が連動する可能性が指摘されている.地盤工学委員会の委員は熊本地震と阿蘇山噴火の災害調査を実際に行っている.その成果をまとめ,複合災害の実情と問題点を論議する.①阿蘇火山と熊本地震の特性を解説し,どのような被害が起こったのか,②そしてどのような対調査や応策がされ,③今後の課題はどこにあるのかに迫りたい.総合討論ではこれらの研究成果をもとに,地震・豪雨と火山噴火の複合災害への減災・防災のあり方を討論する
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