平成27年度土木学会全国大会(於:岡山大学津島キャンパス、会期:9月16日~18日)におきまして、研究討論会「社会インフラメンテナンスの人材育成を考える-技術者の育成と課題-」を9月18日に開催いたしました。 ここに概要を報告いたします。
・開催報告
・当日配布資料
1.研究討論会の主題
社会インフラの老朽化は大きな社会問題となっている。従前、新規建設に予算や技術者が集中的に投入されてきたが、今後は、老朽化した社会インフラの維持管理・更新にこれらの資源をシフトする必要性が益々増大する。一方で、メンテナンスの分野は各組織内でも比較的地味な部門として見られることが多く、メンテナンスに従事する技術者の育成も後手に回る傾向となっている。 本研究討論会では、各組織における人材育成の取り組み事例を共有するとともに、期待や解決すべき課題を明らかにし、メンテナンスに従事する技術者のあるべき姿について、また、技術者育成に際して、土木学会が果たすべき役割についても議論した。
2.開催概要
日 時:平成 27 年 9 月 18 日(金) 16:20~18:20
会 場:岡山大学津島キャンパス Ⅵ-15 B41 講義室
参加人数:56 名
①プログラム
16:20~ 社会インフラ維持管理・更新の重点課題検討特別委員会 委員長挨拶
16:25~ 座長開会挨拶
16:30~ 社会インフラ維持管理・更新特別委員会の活動紹介(座長)
16:35~ 登壇者による話題提供
17:45~ 討議
18:15~ 討議のまとめ・閉会挨拶
②座長
内田 裕市 岐阜大学教授(社会インフラ特別委員会第三部会副部会長)
③話題提供
・行政側の取組み
佐藤 寿延 国土交通省総合政策局 事業総括調整官
・地域の教育機関を中心とした取組み
松田 浩 長崎大学教授(インフラ長寿命化センター長)
玉田 和也 舞鶴工業高等専門学校教授(社会基盤メンテナンス教育センター長)
中村 光 名古屋大学教授(橋梁長寿命化推進室長)
・自治体の取組み
工藤 修一 福岡市道路下水道局 計画部計画調整課 課長
・インフラ民間管理者による取組み
小笹 浩司 西日本高速道路株式会社 保全サービス事業部 次長
垣尾 徹 西日本旅客鉄道株式会社 鉄道本部 施設部 担当部長