地震工学委員会 性能に基づく橋梁の耐震構造計画・設計法に関する研究小委員会サイトへようこそ!
1.設立目的
本研究小委員会は,橋梁耐震に関わる性能を評価,照査,さらに配慮するために必要とされる学術的な研究課題について,専門領域を超えて研究・技術情報の交流を図り,耐震性能を踏まえた構造計画法の構築,および構造設計法の向上に資することを目的としている.
2.実施内容
構造物の大要が決定される以前の構造計画段階で耐震に関わる性能を考慮することは,構造物の所要性能を効果的に発揮させることに有効であるものの,現状では構造物の耐震性能は詳細設計である構造設計段階で検討されることがほとんどである.本研究小委員会では,「性能に基づく橋梁等構造物の耐震設計法に関する研究小委員会(2014年3月~2018年3月)」で検討された耐震性能目標を背景として,安全性・使用性・復旧性・危機耐性などの橋梁耐震に関わる性能に基づく構造計画法の構築に関する検討を実施するとともに,それを照査し,配慮するための構造設計法の向上に関する検討を行う.
これまでに,「地震時保有⽔平耐⼒法に基づく耐震設計法の開発に関する研究⼩委員会(⼩委員⻑:東京⼯業⼤学 川島⼀彦教授)」,「地震時保有⽔平耐⼒法に基づく耐震設計法に関する研究⼩委員会(⼩委員⻑:⼟⽊研究所 運上茂樹 上席研究員)」,「地震時保有耐⼒法に基づく耐震設計法研究⼩委員会(⼩委員⻑:九州⼯業⼤学 幸左賢⼆教授)」,「性能に基づく橋梁の耐震設計法に関する研究⼩委員会(⼩委員⻑:⼟⽊研究所 星隈順⼀ 上席研究員)」,「性能に基づく橋梁等構造物の耐震設計法に関する研究⼩委員会(⼩委員⻑:長大 矢部正明 部長)」において,継続的な研究活動並びに研究・技術情報の交換が行われ,耐震設計技術の向上に貢献してきた.本小委員会でも,専門領域を超えた研究・技術情報の交流を図るため,引き続き,「性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム」を年1回程度で開催する予定である.
3.活動期間
2018年4月〜2021年3月(3年間)