地震工学委員会 ライフラインに係わる都市減災対策技術の高度化に関する研究小委員会サイトへようこそ!
◆ 委員長:庄司学 ◆ 副委員長:片岡正次郎(WG2主査),鈴木崇伸(WG1主査),永田茂(WG3主査)
◆ 幹事長:丸山喜久 ◆ 幹事:長山智則,沼田宗純
◆ 委員数:29名(H27年12月1日時点)
◆ 期 間:2015年9月~2019年3月(3年7ヶ月)
◆活動概要
東日本大震災ではインフラ・ライフラインの被害の把握と復旧に甚大な労力を要し,都市機能の回復に大きな支障が生じました.その結果,インフラ・ライフラインの被害把握やレジリエンス向上に資するための,① 広域地震・津波・洪水の被害評価・予測及び減災技術,② 地盤被害評価・予測及び減災技術,③ 地上・地中構造物の被害評価・予測及び減災技術,④ 管路・管材等の被害評価・予測及び減災技術,⑤ 維持管理技術,⑥ 地理空間情報技術,⑦ 道路占有などを含む都市計画,⑧ センシング・モニタリング技術,⑨ 社会影響評価技術など,幅広い技術を体系化し,これらの技術の高度化を進めていく必要があります.
このような背景を踏まえ,インフラ・ライフラインの減災対策に関わる幅広い分野の最新の研究動向や実務の取り組み事例並びに実態などを,研究,開発,設計,施工に従事する研究者・技術者,事業者および自治体職員の間で広く情報共有することを目的として,本小委員会では,首都直下地震や南海トラフ巨大地震津波を主な検討対象とし,以下のような調査研究に取り組んでいます
(1) 東日本大震災後のライフライン施設に関わる減災対策技術の最新動向調査(見学会等の企画)
(2) 経年劣化するライフライン施設の脆弱性評価技術及び更新技術の高度化(WG1)
(3) ライフラインの被害把握及びレジリエンス向上に資するセンシング情報技術の体系化(WG2)
(4) コンパクトでスマートな都市再生に関与できるライフライン減災対策技術のあり方(WG3)
(5) 最新の研究成果に関するシンポジウムの開催,ASCE/TCLEEなどとの国際的な情報交換
◆ 平成27年度の活動報告
1) 委員会・WG活動等
・設置事前準備会:7月30日 土木学会 5名参加(小委員会活動前の方針確認)
・H27第1回委員会:9月25日 土木学会 13名参加(小委員会活動方針に関する審議)
・H27第2回委員会:11月2日 国土交通省東京国道事務所 15名参加(防災対策に関するヒアリングと災害対策本部等の見学)
・H27第3回委員会:1月7日 土木学会 22名参加(委員紹介,小委員会活動に関わる参考情報等)
2) 行事等
・2016年1月7日に,土木学会講堂にて第6回インフラ・ライフライン減災対策シンポジウムを開催
・2016年2月24日に,東京イースト21地区のエネルギーマネジメント現状見学予定(H27第4回委員会)
3) 出版物等
第6回インフラ・ライフライン減災対策シンポジウム講演集を出版