建設技術Q&A小委員会では、設立当初より施工現場における創意工夫点、問題解決方法等の調査研究を実施しています。そしてこれらの情報を生かし、広く現場技術者に周知する手段として主に以下の活動を実施しています。
(1)「土木施工なんでも相談室」の編集
入社5年目程度までの若手現場技術者を対象に、実際に現場で日々体験する素朴な疑問、不明な点などに対し、わかりやすく、かつ重要なポイントをついたQ&A方式でまとめています。各シリーズとも、開削、シールドトンネル、山岳トンネル、道路土工、橋梁下部工、鉄道、港湾、河川などの各工種に分類され、現在までに「仮設工編」、「土工・掘削編」、「コンクリート工編」、「基礎工・地盤改良工編」の計4編を冊子にまとめました。2003年からは、既刊4編の改訂作業を開始し、2004年5月に「仮設工編」2004年改訂版、2005年6月に「土工・掘削工編」2005年改訂版、2006年12月に「コンクリート工編」2006年改訂版、2011年10月に「基礎工地盤改良工編」2011年改訂版を出版しました。また、2015年6月に新規に「環境対策工編」を出版しました。
(2)施工技術に関する調査
2014年度から、施工技術に関連した情報化施工技術についての調査を行い、2016年4月に成果品「情報化施工に関する新しい技術」として、各委員会に配布しました。