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【参加報告】ASCE 2025 Convention in Seattle, WA

投稿者:芦田 美香 投稿日時:木, 2026-01-22 17:01

2025年10月8日-11日に行われた米国土木学会(American Society of Civil Engineers / ASCE)の年次大会に土木学会を代表して池内幸司会長がご招待を受け、参加されました。

加えて今回はASCEとJSCE間の協力協定更新の時期にあたり、両者の会長間でAgreement Of Cooperation(AOC)更新を締結および意見交換会を行いました。

本記事では年次大会参加および会場となったシアトル周辺の環境保全や治水施設の視察の報告いたします。

 

会長室での紹介記事はこちら

 

1. ASCE 2025 Convention in Seattle, WA

テーマ Inspiring Innovative Infrastructure
日時 2025年10月8日(水) ~ 2025年10月11日(土)
開催地 ワシントン州シアトル
会場 Seattle Convention Center

 

10/8(水):Welcome Reception参加

April J. Lander(Region10 ディレクター)、Robin A. Kemper(2019年度米国土木学会会長)、池内 幸司(土木学会会長)、三輪 準二(土木学会専務理事)

 

10/9(木):Opening Plenary session / Global Reception参加

 

Opening Plenary sessionでのトークセッションの様子                  Global Receptionでは各国の代表が登壇しパチリ

 

10/10(木):Annual Meeting and Society Awards参加

 

Annual MeetingではFeniosky A. Peña-Mora 米国土木学会会長が退任のご挨拶         同時にMarsha Anderson-Bomar新会長の就任が発表された

 

10/11(金):OPAL Awards GALA参加

   

OPAL授賞式の様子                                   受賞者の一覧

 

2. Agreement Of Coorporation更新の締結

 

池内幸司 土木学会会長とFeniosky A. Peña-Mora 米国土木学会会長によるサイン       AOCを持ちながら両国の関係者で記念撮影

 

3. シアトル周辺の環境保全、治水施設の視察

①Ballads Lock

   

シアトルのサーモン湾に位置する、アメリカで最も船舶の通過が多い閘門施設である。1917年に完成し、米陸軍工兵隊によって運営・管理されている。
海水(Puget Sound)と淡水(ユニオン湖/ワシントン湖)間で、船舶の水位をを調整するための閘門。
海水と淡水の混合を防ぎ、湖の水位を安定させる役割も果たす。
またサケの魚道があり、産卵のために淡水域へ遡上できるように設計されている。
※ASCEによって「国家歴史的土木工学ランドマーク」に認定。

 

②Lacey V. Murrow Memorial Bridge

ワシントン湖にかかっている世界で2番目に長い浮橋。1940年に開通した当時は世界最大の浮体構造物であり、
技術革新の象徴であったが、1990年に台風により一部沈没し、1993年に再建された。

 

③Mud Mountain Dam Recreation Area

ワシントン州のホワイト川に位置する、米陸軍工兵隊が管理する洪水制御用のロックフィル式ダム。通常時は乾いており、洪水時のみ満水になる。
ホワイト川およびピュアラップ川流域の洪水を防ぐため、雨季や雪解け時に水を一時的に貯留し、徐々に放流する。最大放水量は約454㎥/s。

 

④Duwamish River Restoration Sites

    

シアトル市およびタクウィラ市に位置するドゥワミッシュ川を中心に、工業化され汚染された地域と野生動物の生息地や先住民族であるドゥワミッシュ族の文化が混在している。
現在でもサケ以外の生き物を採って食すことは禁じられているが、浄化と修復の取り組みを実施中。
また奥に写っているのはシアトルに本社があるボーイング社の最新型の旅客機。

(c)Japan Society of Civil Engineers