LSA環境講演会・研究成果発表会
1. LSA環境講演会-
日 時:令和元年6月11日(火) 13:30~17:15 (受付は13:00~13:30)
会 費:LSA環境講演会 無料(ただし、資料代2,000円)
※講演会終了後、懇親会を予定しています。是非ご参加下さい。懇親会費 5,000円。
2.研究成果発表会-
日 時:令和元年6月12日(水) 9:30~16:30 (受付は9:10~9:30)
会 費:3,000円(研究報告概要書) (研究報告概要書=当日のPPTコピー)
3.場所
(財)北区文化振興財団「北とぴあ」<15Fペガサスホール>
住所:〒114-8503 東京都北区王子1-11-1
電話:03-5390-1100 http://www.kitabunka.or.jp/
4.主催等
主催:NPO最終処分場技術システム研究協会
共催:土木学会環境システム委員会
5.プログラム
1)LSA環境講演会
テーマ “埋立期間長期化に対応する最終処分場”
開催概要
3Rと中間処理の進展により、埋め立てられる廃棄物は年々減少している。リサイクル可能なものは資源化し、焼却灰もスラグ化やエコセメント化すれば、残る残渣は飛灰やガラス・陶磁器くず程度となり、計画段階では15年間を予定していた最終処分場が、数十年~100年以上も埋め立てられると予測されている最終処分場もある。2050年にはパリ協定に基づくとプラスチックが使用できなくなるので、不燃物としてプラスチックを埋め立てている最終処分場の埋立期間は延伸することが予想できる。 埋立期間が延伸すれば、浸出水処理施設は老朽化し埋立期間途中で更新する必要が生じてくる。
また、遮水シートや保護マットが数十年も劣化し健全な状態で維持できるかどうか不安が生じる。さらに、コンクリートの耐久性は50年と言われており、貯留構造物の安全性が確保できなければ、廃棄物が外部に流出してしまうことさえ生じかねない。 また、埋立期間が長期化すれば、その間に襲来する豪雨の回数も多くなる。ただでさえ、温暖化の進行に伴い集中豪雨にさらされる機会が増加しているので、埋立期間が長期化すれば、埋立地内貯留期間が増加し埋立層内の雰囲気が嫌気化して、浸出水の水質が悪化したり、メタンガスが発生したりする可能性もある。最悪の事態は、未処理の浸出水が溢れ出し外部に流出するおそれさえ考えられる。
したがって、これから計画する最終処分場は、埋立期間の長期化や気候変動を考慮した施設とする必要がある。既に設置されている最終処分場は、埋立期間の延伸や気候変動を勘案した適正な維持管理を行うことが必要となる。 このような認識から、埋立期間の長期化で課題となる遮水シートの耐久性と水処理施設の長寿命化対策のあり方、集中豪雨に対応する維持管理のあり方、気候変動に対応した最終処分場のあり方について関係者からご講演をいただき、埋立期間の長期化と気候変動に対応した最終処分場のあり方を探りたい。
講演概要(内容等は、一部変更の可能性があります)
13時00分 受付開始
13時30分 開 会 LSA理事長 上田滋夫
特別講演 13時35分~14時30分
最近の廃棄物・資源循環行政の動向
環境省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課 松岡彰博
講演1 14時30分~15時15分
気候変動に対応した最終処分場のあり方
環境省環境再生・資源循環局環境再生事業担当参事官付災害廃棄物対策室 福永健一郎
休憩 15時15分~15時30分
講演2 15時30分~16時00分 埋立期間長期化に対応する維持管理
LSA 副理事長 宇佐見貞彦
講演3 16時00分~16時30分 最終処分場の健全性を担保する機能検査
LSA 機能検査普及の会会長 堀井安雄
講演4 16時30分~17時15分 遮水材料に用いられる高分子材料の耐久性について
山形大学 教授 栗山 卓
閉 会 17時15分 LSA 普及啓発委員長 青山克巳
(2) 懇親会 (北とぴあ16階 天覧の間)
受 付 17:15 ~ 17:30
懇親会 17:30 ~ 19:30
2)平成30年度 研究成果発表会 発表内容 (内容等は、一部変更の可能性あり)
09時10分 受付開始
09時30分 開会 研究展開委員長 薦田敏郎
09時30分 開会挨拶 LSA 理事長 上田滋夫
●LSA活動報告
09:35~09:50 最終処分場機能検査の取り組み
機能検査普及の会会長 堀井安雄
09:50~10:15 APLAS 2018 東京開催報告
APLAS 2020 バンコクに向けて
明星大学理工学部総合理工学科 教授 宮脇健太郎
国際副委員長 大野文良
10:15~10:35 環境省環境研究総合推進費について
「廃棄物最終処分場の長寿命化に伴う機能検査と気象変動適応策」
LSA副理事長 石井一英
10:35~11:05 最終処分場標準発注仕様書等作成状況について
LSA副理事長 宇佐見貞彦
●各分科会研究成果報告
11:10~12:00 特別研究A・Bグループ(発表・質疑応答含む)
特別研究グループリーダー 石井 一英
サブリーダー 塩澤 靖
特別研究A:CS処分場の散水方法の最適化に関する研究
主 査 石井 一英
副主査 野本 裕
特別研究B:最終処分場における飛灰の管理方法の検討に関する研究
主 査 小竹 茂夫
副主査 堀部 英郎
<昼休憩 12:00~13:10>
13:10~14:00 行政研究A・Bグループ(発表・質疑応答含む)
行政研究グループリーダー 宇佐見 貞彦
行政研究A:最終処分場&中間貯蔵施設からの放射性セシウム処理対策の研究
主 査 堀井 安雄
副主査 松岡 巨恒
行政研究B:南海トラフ巨大地震による災害廃棄物処理の検討
主 査 宇佐見貞彦
14:05~14:55 調査研究1-1・1-2グループ(発表・質疑応答含む)
調査研究1グループリーダー 海老原 正明
サブリーダー 坂本 篤
調査研究1-1分科会:漏水検知システムの課題に関する調査研究
主 査 海老原正明
副主査 小林 剛
調整研究1-2分科会:最終処分場の廃止に関する検討
主 査 坂本 篤
副主査 和田 崇史
<休憩 14:55~15:15>
15:15~16:20 調査研究2-1・2-2・3グループ(発表・質疑応答含む)
調査研究2グループリーダー 松本 良二
調査研究3グループリーダー 則松 勇
調査研究2-1分科会:最終処分場のリスク対応策に関する発展的研究
主 査 松本 良二
副主査 山田 裕己
調査研究2-2分科会:最終処分場に求められる新たなニーズ『長期供用・高耐久性』に関する研究
主 査 薦田 敏郎
副主査 石井 一英
調査研究3分科会:アジア地域への日本の最終処分場技術の国際展開に関する調査研究
主 査 則松 勇
16:20~16:30 総括・次年度研究テーマ募集状況について
~閉会 研究展開委員長 薦田 敏郎
連絡先 北海道大学大学院工学研究院 教授 石井一英
TEL 011-706-7284 E-mail: k-ishii@eng.hokudai.ac.jp