論説委員 塩谷 喜雄 日本経済新聞社
アカデミズムが変容を迫られている。奇妙に世慣れた勝ち組学者連合となるか、俗世を捨てた仙人カルテルを形成するのか。事業仕分け騒動で見えた新しいアカデミズムへの期待は、割り切れぬ現実のしがらみや公共事業の論理と格闘してきた土木アカデミズムにあるのかもしれない。そろそろ沈黙を破り、秘すれば花の意識を捨てて、発信すべき時ではないか。
(2010年1月版)
第32回論説(2) 「アカデミズムの存在理由」
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