★所在地★ 山口県阿部群阿武町
★概要★
惣郷川架橋は、山口県阿武町惣郷の白須川河口をまたぐようにして架かっており、全長189m、鉄筋コンクリート・ラーメン桁橋である。
この架橋は、山陰本線の中でも最大の難工事の末、昭和7年に完成し、これにより翌年2月に現在の山陰本線の全線が開通しました。
この橋は、開脚式の橋脚を採用することになり、背の高い構造物に対して安定感をあたえている。
また、水平に貫く中間梁が構造物の側性を高めるとともに全体の印象を引き締めているほか、海岸線に沿った緩やかなカーブが効果的に周囲の自然と絶妙なバランスを保っていて、
今でも鉄道ファンを見ようしている。
名 称 | 付帯情報 | 形 式 | 諸 元 | 完成年度 | ランク |
惣郷川橋梁 | JR山陽本線〈萩線) 海岸線(白須川) |
RCラーメン (3径間2層) |
長さ:189.14m スパン:10m(183+g) |
昭和7年 | A |
★受賞理由★ 波打ち際に美しい曲線を描く、景観に優れた鉄道用のRCラーメン橋である。
★管理者★ JR西日本旅客鉄道㈱
★アクセス★ JR山陰本線「宇田郷駅」から町営バス「川尻」(約10分)徒歩約1分
★用語解説★
ラーメンとは、ドイツ語で「枠」の意味。RC構造、鉄骨等で柱と梁の一体化した構造のこと。