★所在地★ 広島県広島市中区
★概要★
京橋川の雁木群(新こうへい橋~柳橋の間の右岸側)は、現在判明している限りにおいて全国最大の河川舟運用の雁木群で、
特に京橋から栄橋の間には様々な造りの雁木が約20mおきに残っている。
また、人ひとりが通れる程度の幅しかない雁木がほとんどで、大規模な河川港というよりは個人用とみなされるものが多い。
京橋川以外の市内の諸河川にも戦前期のm歩のが若干残っている。
現在は、NPO法人雁木組により、水上タクシーの接岸施設として利用され、観光資源としても利用されている。
名 称 | 付帯情報 | 形 式 | 諸 元 | 完成年度 | ランク |
京橋の雁木群 | 京橋川 〈主として右岸) |
石雁木 〈裏木戸石梁付き) |
河川に直角:約20か所 〈うち、裏木戸付き6か所)、 河川に平行:約5か所 閉鎖されているもの:約5か所 |
明治~大正 〈推測) |
A |
★受賞理由★ 水の都“広島”を象徴する我が国最大の雁木群で、歴史的な水辺空間を演出している。
★管理者★ 広島県土木部
★アクセス★ JR「広島駅」から路面電車「稲荷町」 徒歩約3分
★用語解説★
「雁木」とは、河岸から川に降りる階段のことで、潮の干満に関係なく乗り降りできる船着き場のこと。
かつて太田川の川辺は物流の拠点であったため、数多くの雁木が造られ、太田川の広島デルタには現在でも新旧合わせて300以上の雁木があるといわれている。