★所在地★ 広島県尾道市因島
★概要★
明治43年に大浜埼船舶通航潮流信号所として創設された。
木造の信号所として、全国に唯一現存する古い海洋施設であり、円錐を載せた各塔が3つ並ぶ独特なデザインが特徴である。
当該建物の周囲には、当時の船舶通航の安全確保のための情報発信の様子が想像できる潮流信号機があり、なた、宿舎跡の横には貯水槽、旗竿などがある。
昭和44年1月に会場保安庁から中国財務局に移管され、未整備のため保存された。
昭和59年12月に因島市が因島大橋架橋記念公園として充実を図るため、通航潮流信号所の払い下げを受け、大浜埼灯台記念館として整備された。
現在は、因島大橋が望める灯台記念館として、観光客などが利用している。
名 称 | 付帯情報 | 形 式 | 諸 元 | 完成年度 | ランク |
旧大浜埼船舶 通航潮流信号所 |
尾道市 (因島総合支所) |
木建造物 (切妻屋根、角塔) |
信号塔3基 | 明治43年→ 昭和27年閉鎖→ 昭和61年資料 |
A |
★受賞理由★
木造の信号所として全国でただ一つしか残っていない古い海洋施設。
周辺には当時の船舶通航の安全確保のための情報発信の様子がうかがえる。
★管理者★ 尾道市(因島総合支所)
★アクセス★ JR山陽本線「福山駅」〈または新尾道駅)から高速バス「因島大橋入口」(約50分または20分) 徒歩約5分
★用語解説★
潮流信号所とは、灯台の関連施設で、瀬戸内海のように航路が狭く、屈曲しているため場所を通航する船舶への潮の流れ、向きなど情報提供し、会場の安全を確保するために設けられた。