★所在地★ 島根県松江市東忌部町
★概要★
松江市の上水道創設のため水源として築造された山陰地方初の水道専用堰(ダム)。
大正3年に着工、大正8年に完成し、当時としては全国35番目の近代水道施設として竣成いた。
構造は、溢流式直線重力粗石コンクリートダム(外側は石張)であり、副堰堤の外側には石造りの4つのアーチを持つ管理橋がある。
貯水量は、37万8919㎡で、人口5万人に対して約100日分の水量を貯留する。
平成3年までに一部補修など行われているが、全体的には、建設当時のまま今も残している。
名 称 | 付帯情報 | 形 式 | 諸 元 | 完成年度 | ランク |
千本堰堤 | 松江市水道局 /忌部川 |
粗石C(表面谷積) 重力式ダム、 RC建造物 (半円筒状屋根) |
高さ:15.76m 長さ:約109.09m 頂幅:約1.12m 敷幅:約10.54m |
大正7年→ 平成2年躯体補強・ 弁室復元 |
B |
★受賞理由★ 大正7年に竣工した山陰初の近代水道施設であり、外観は御影石で覆われた重厚な雄姿を持ち、今も活用されている。
★管理者★ 松江市水道局
★アクセス★ JR山陰本線「松江駅」から路線バス「水源地」 徒歩2分
★用語解説★
堰堤とは、川の流路を横断し、水を堰き止めるために建設された構造物。水力発電や貯水用のダムなども含まれる。