★所在地★ 鳥取県八頭郡智頭町
★概要★
高さ15m以上のダムは、全国に約3,200あるが、バットレスダムは非常に少なく、現存するのは6施設であり、消失も含めて8施設が大正から昭和にかけてつくられた。
当時は、コンクリートの使用量をおさえた経済的なダムとされたが、人件費が高い今日においては、型枠を多く使用するため型枠工の人件費が高く、逆に不経済となる。
三滝ダムは、1937年(昭和12年)日本でつくられた最後のバットレスダムとして、その姿を今も残している。
扶壁の現状は、写真のような立体和風格子であり、日本のバットレスダムは、すべてこの形状である。
名 称 | 付帯情報 | 形 式 | 諸 元 | 完成年度 | ランク |
三滝ダム | 中国電力 (山陰水力電気)/北股川 |
RCバットレスダム | 高さ:25.00m 長さ:82.50m |
昭和12年 | B |
★受賞理由★ 保存状態の良好な希少nバットレスダムの一つである。
★管理者★ 中国電力㈱
★アクセス★ JR因美線「智頭駅」から路線バス「芦津」徒歩40分
★用語解説★
バレットレスダムとは、ダム型式のうち、水圧を受けるコンクリートの止水壁を鉄筋コンクリートの扶壁(ふへき=バレットレス)で支える方式のダムという。扶壁式ダムともいわれる。