幕末以降に西洋の近代土木技術が導入されてから、第二次世界池泉以前までに造られた
土木施設のうち、現存しているものを近代土木遺産と定義しています。
現在では、全国で約2800件中国地方では、役290件が登録されています。
出典:「日本の近代土木遺産-現存する重要な土木構造物2800選[改訂版](土木学会出版)
土木学会では、土木学会選奨土木選考委員会により選出された近代土木遺産を対象に、
毎年全国で20件程度「選奨土木遺産」として認定を行っています。
この制度は、土木遺産の顕彰を通して歴史的土木構造物の保存に資することを目的として
平成12年度の創設され、次のような趣旨で行われています。
1.社会に対するアピール
土木遺産の文化的価値を評価し、土木構造物に親しみを持ってもらうこと。
2.土木技術者に対するアピール
先達の仕事の評価をはっきりと認識し敬意を払うとともに、将来の文化材創出への認識と
責任の自覚を喚起すること。
3.地域づくりへの活用
歴史的土木施設を活かした地域性溢れるまちづくり、道路づくり、川づくりを促すこと。